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フィデリティ「トークン化資産の要諦は24時間取引でなくB/S管理」

出典
Minseung Kang

概要

  • フィデリティ・インターナショナルは、機関投資家にとってトークン化資産の中核的な価値は常時流動性ではなく、バランスシート管理にあるとした。
  • ライ氏は、世界の機関が収益を生まない預金の代わりに24時間収益を生むトークン化商品を活用すれば、バランスシート管理の効率を高められると指摘した。
  • 足元では米国債を裏付けとするトークン化マネー・マーケット・ファンドやオンチェーンの実物資産、世界の資産トークン化市場が急成長している。一方、完全なバランスシート管理ツールへ発展するには時間がかかるとの見方を示した。

期間別予測トレンドレポート

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写真:Shutterstock
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資産運用会社フィデリティ・インターナショナル(Fidelity International)のデジタル資産戦略担当者は、機関投資家にとってトークン化資産の中核的な価値は常時の流動性ではなく、バランスシート管理にあるとの見方を示した。

コインデスクが7月14日に報じた。フィデリティ・インターナショナルのアジア太平洋地域デジタル資産戦略ディレクター、ギゼル・ライ氏は東京で開かれたWebXカンファレンスで「時間がたつほど、より魅力的な活用事例はバランスシート管理になる」と語った。

ライ氏は、世界の機関投資家は規制要件への対応や通貨リスクの管理のため、各地の複数の銀行口座に現金を分散して保有する必要があると説明した。一方で、こうした預金の大半は収益を生まないという。

そのうえで、企業が複数の銀行口座にまたがって流動性を運用する際、24時間収益を生むトークン化商品を活用すれば、バランスシート管理をより効率化できると指摘した。

ライ氏は、機関投資家が求めているのはトークンそのものではないと強調した。「機関投資家はトークンを求めているのではなく、既存の手段と比べてトークンに何ができるのかを問うている」と述べたうえで、「より速く、より低コストで資産を運用する方法を探している」と付け加えた。

足元で最も成長が速いトークン化商品は、米国債を裏付けとするトークン化マネー・マーケット・ファンドだ。ブラックロック(BlackRock)の「BUIDL」ファンドが2024年3月に立ち上がって以降、この分野の運用資産は150億ドルを超えた。ステーブルコインを除くオンチェーンの実物資産市場全体は310億ドルを上回る。代替投資とトークン化金融インフラまで含めた世界の資産トークン化市場は約2兆1000億ドル規模と推計される。

もっともライ氏は、完全なバランスシート管理ツールへ発展するには相当の時間がかかるとみている。「ETF業界が包括的なエコシステムを築くまでには20年近くかかった」としたうえで、「トークン化分野でも同じような進化が起きる」との見通しを示した.

Minseung Kang

Minseung Kang

minriver@bloomingbit.ioBlockchain journalist | Writer of Trade Now & Altcoin Now, must-read content for investors.

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