ストラテジー、ビットコイン買い増し見送りは計画的戦略 ドル準備金30億ドルに拡大
期間別予測トレンドレポート



ストラテジー(Strategy)が先週ビットコインを追加購入せず、手元資金を積み増したのは、最近公表した資本運用戦略に沿った対応だった。ベンチマーク(Benchmark)とTDコーウェン(TD Cowen)はそう評価している。
7月13日にザ・ブロックが伝えたところによると、両社は最近のリポートで、ストラテジーが先週MSTR普通株を約4億6700万ドル分売却した一方、ビットコインを追加購入しなかった点について、「デジタル・クレジット・キャピタル・フレームワーク(Digital Credit Capital Framework)」を実行に移した事例だと指摘した。
同社はビットコイン保有量を84万3775BTCに据え置く一方、ドル準備金は30億ドルまで積み増した。
TDコーウェンはストラテジー株の投資判断「買い」と目標株価260ドルを維持した。同社のランス・ビタンザ氏は、最近の開示について「経営陣が約2週間前に示した資本配分戦略の実行を始めたことを示す初期シグナルだ」と述べ、ビットコイン保有の拡大より財務健全性の強化を重視したと分析した。
同氏は、ビットコインを追加購入しなかったことを否定的に捉える必要はないと指摘したうえで、投資家は優先株中心の資本構造を維持しながら1株当たりのビットコイン保有量を増やす同社の長期戦略に注目すべきだと付け加えた。
ベンチマークも同様の見方を示し、投資判断「買い」と目標株価570ドルを維持した。同社のマーク・パーマー氏は、今回の普通株売却について、優先株配当の原資を確保するための「配当準備金(dividend war chest)」を厚くする狙いがあると分析した。
同氏は、ストラテジーのドル準備金が1週間で約18%増え、30億ドルに達したと説明した。現在の準備金は20カ月超にわたり優先株配当を支払える水準にあり、追加の資金調達がなくても優先株と転換社債に関する義務を履行できるとの見方を示した。
Suehyeon Lee
shlee@bloomingbit.ioI'm reporter Suehyeon Lee, your Web3 Moderator.