アーベラボ、機関向けステーブルコイン収益基盤「ステーブル・ボールト」投入
JOON HYOUNG LEE
概要
- アーベラボは、機関向けのステーブルコイン収益インフラステーブル・ボールトの投入を発表した。
- ステーブル・ボールトは、預かったステーブルコインをアーベV3・V4マーケットなど複数の収益源に配分し、安定的で予測しやすい収益を提供すると説明した。
- 機関はステーブル・ボールトを通じて、預け入れ可能なステーブルコインの指定や承認済み利用者への参加制限、顧客群ごとの利回り設定など、個別設計の収益商品を組成できるとした。
期間別予測トレンドレポート



分散型金融(DeFi)プロトコル「アーベ(Aave)」の開発元アーベラボは、機関向けのステーブルコイン収益インフラ「ステーブル・ボールト(Stable Vaults)」を投入した。
暗号資産メディアのザ・ブロックが7月9日に報じた。ステーブル・ボールトは、取引所やフィンテック企業などが利用者向けにステーブルコインの収益商品を提供できるようにする基盤だ。利用者が収益を得るためにDeFiプロトコルやブリッジを直接扱う必要がない点を柱に据える。
預かったステーブルコインは、アーベV3・V4マーケットなど複数の収益源に配分する。そこで生じる収益を、より安定的で予測しやすい構造に変えたうえで、最終的に利用者へ提供する仕組みという。
複数のブロックチェーンネットワークとアーベの各マーケットの間で、資本配分を自動で最適化する。企業はマルチチェーンの流動性を活用でき、利用者はチェーン間の移動やブリッジ利用に伴う複雑さを回避できる。
利用者がスワップやブリッジング、取引場所の移動に伴う手数料を負担しない点も特徴だ。一方、流動性管理やスワップ、ブリッジングにかかる運営コストは、ボールト全体の収益構造に反映される。
機関はステーブル・ボールトの活用方法を自ら設定できる。例えば、預け入れ可能なステーブルコインを指定したり、承認を受けた利用者だけが参加できるよう制限したりできる。顧客群ごとに別々の利回りを設定することも可能だ。
JOON HYOUNG LEE
gilson@bloomingbit.ioCrypto Journalist based in Seoul