半導体ピークアウト懸念で韓国株急落、「黒い水曜日」
期間別予測トレンドレポート


韓国株式市場が全面安となった。8日の韓国総合株価指数(KOSPI)と新興企業向け市場コスダック指数はそろって5%台下落した。半導体株の高値警戒感がくすぶるなか、米国とイランが空爆を応酬し、中東情勢を巡る地政学リスクも投資家心理を冷やした。

8日のKOSPIは前日比5.35%安の7246.79で取引を終えた。取引序盤には7700を回復する場面もあったが、午後に入って急落に転じた。7200台で引けるのは5月20日の7208.95以来、約50日ぶりとなる。
この日の有価証券市場では、売買された917銘柄のうち745銘柄(81.24%)が下落した。時価総額上位ではサムスン電子が6.25%安、SKハイニックスが5.68%安となり、上位10銘柄はそろって下げた。サムスン電機が10.25%安、サムスン生命が7.73%安、サムスン物産が6.95%安となるなど、サムスングループ株の下げが目立った。
売買主体別では、個人が2157億ウォン(約237億円)、機関投資家が3842億ウォン(約423億円)をそれぞれ売り越した。一方、外国人投資家は5431億ウォン(約597億円)を買い越した。外国人は取引序盤こそ売り越しだったが、引けにかけて1兆ウォン(約1100億円)超を買い入れ、13営業日ぶりに買い越しへ転じた。
コスダック指数は約10カ月ぶりに800を割り込んだ。8日は5.56%安の785.00で引けた。700台で終えるのは2025年9月3日の796.81以来初めてだ。2026年4月27日には1226.18まで上昇しており、そこから約2カ月半で35.98%下落した計算になる。
この日はコスダック時価総額首位のアルテオジェンが7.11%下落した。時価総額上位100銘柄では3銘柄を除くすべてが値下がりした。ABLバイオが13.21%安、リーガケムバイオが11.60%安となるなど、バイオ株の下げがきつかった。
KOSPIとコスダックがそろって急落した背景には、半導体関連の投資心理悪化がある。イ・ギョンミン大信証券研究員は「サムスン電子の業績発表後、業況を巡る疑念が浮上した」と指摘したうえで、「業況の不確実性への警戒感が残り、半導体株を中心に軟調だった」と分析した。
ハン・ジヨン・キウム証券研究員は、KOSPIの下落が他国市場より大きかったのは韓国固有の要因によるものだとみる。「単一銘柄のレバレッジ商品に絡む需給のねじれが深刻化したうえ、指数が中期トレンドラインである60日移動平均線を下回り、相場の重荷が強まった」と説明した。8日の日本の日経平均株価は2.11%安にとどまり、香港H株指数は逆に3%台上昇した。
米国とイランの戦闘再燃の兆しも、世界のリスク回避姿勢を強めた。イランは8日、クウェートやバーレーンなどにある米軍施設80カ所余りを攻撃したと発表した。
証券業界では、KOSPIは7200前後で下支えされるとの見方が多い。キウム証券は、世界金融危機時の最低株価収益率(PER)が6.3倍だった点を当てはめ、7280を下値の目安として示した。
カン・ジンギュ記者 josep@hankyung.com
Korea Economic Daily
hankyung@bloomingbit.ioThe Korea Economic Daily Global is a digital media where latest news on Korean companies, industries, and financial markets.