トス、オプティミズムと提携 ウォン連動ステーブルコイン基盤を検証
期間別予測トレンドレポート



トスは7月8日、レイヤー2(L2)ブロックチェーンのオプティミズム(Optimism)、プライバシーソリューション開発のサニーサイドラボズ(Sunnyside Labs)と協力し、ウォン連動のデジタル金融インフラの検証に乗り出すと発表した。
同日、トスの運営会社ビバリパブリカ(Viva Republica)は、両社と戦略的業務提携(MOU)を結んだ。ウォン連動ステーブルコインの開発可能性を探るのが狙い。3社は今後3カ月にわたり概念実証(PoC)を進め、オプティミズムの中核技術「OPスタック」を韓国のブロックチェーン基盤のデジタル金融インフラに適用できるか検討する。
PoCでの主な検証項目は3つある。金融機関が決済・清算の過程を直接統制できるか、顧客確認・マネーロンダリング対策(KYC/AML)の要件を技術的に実装できるか、公開ネットワーク上で個別取引情報を保護できるかだ。3社はOPスタックと、プライバシー技術「プライバシー・ブースト」を活用し、トスが示した要件を検証する。
ブロックチェーン基盤はオプティミズムが担い、プライバシー技術は同社の公式コア開発会社であるサニーサイドラボズが担当する。サニーサイドラボズが開発したプライバシー・ブーストは、取引履歴や残高が公開されるブロックチェーンの特性を補う機関向けソリューションだ。重要情報を外部から見えないようにしつつ、金融機関は必要な取引履歴を確認できるため、公開ネットワーク上でも既存の金融と同水準で顧客情報を保護できる。
提携先のオプティミズムはイーサリアムのL2エコシステムで、OPスタックを通じて企業の独自チェーン構築を支援している。現在はソニューム(Soneium)、ワールド(World)、ユニスワップ(Uniswap)のほか、OKXやクラーケン(Kraken)などの企業・取引所を含む30超のチェーンがOPスタックを基盤に運営されている。
トスは3000万人の加入者と50万カ所超のオンライン・オフライン決済インフラを持つ。今回の協力を起点に、決済・プラットフォーム資産にブロックチェーン基盤を組み合わせる実証を段階的に広げる方針だ。
オプティミズムのカイル・ジェンキ最高事業責任者(CBO)は、トスの精緻な技術要件に合わせて、OPスタックの性能とプライバシー基準を実証すると述べた。
トスのキム・ギュハ最高事業責任者(CBO)は、Web3技術を制度圏金融に組み込むには、厳格な規制順守と強力なプライバシー保護が欠かせないと指摘した。そのうえで、韓国市場に最適化したデジタル金融インフラを構築できるか検証していく考えを示した。
Doohyun Hwang
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