概要
- オフィシャルトランプ(TRUMP)保有者約100万人が計38億ドルの損失を出す一方、利益を出したウォレットは約50万件で、40億ドルの利益を上げた構図だと報じた。
- オフィシャルトランプの価格は公開直後に73ドルを超えて最高値を付けた後、97%超下落し、現在は1.70ドルで取引されていると伝えた。
- トランプ大統領は、オフィシャルトランプとワールド・リバティ・ファイナンシャル(WLFI)を含む暗号資産関連事業で14億ドルの収入を得て、このうちそれぞれ6億3000万ドル超、8億ドルを稼いだと明らかにした。
期間別予測トレンドレポート



ドナルド・トランプ米大統領のミームコイン「オフィシャルトランプ(TRUMP)」の保有者約100万人が、計38億ドルの損失を出していることが分かった。
7月5日にコインテレグラフが伝えた。ニューヨーク・タイムズがオンチェーン分析会社ナンセン(Nansen)の報告書を引用し、6月末時点のオフィシャルトランプ購入者98万8905人のうち、全体の3人に2人が損失を抱えていると報じた。
ナンセンは、少数の初期購入者が巨額の利益を上げる一方、大半の個人投資家が損失を負担する構図だと分析した。利益を出したウォレットは約50万件で、総利益は40億ドルに達した。
一方、トランプ大統領本人はオフィシャルトランプで6億3000万ドル超を稼いだ。今週公表された同氏の年次資産報告書によると、2025年に暗号資産関連事業全体で14億ドル超の収入を得た。現職大統領の暗号資産を巡る利益相反問題を改めて呼び起こした。
オフィシャルトランプは、トランプ大統領の再就任直前の2025年1月に立ち上がった。公開直後に73ドルを超えて最高値を付けた後、97%超下落し、足元ではコインゲッコー(CoinGecko)ベースで1.70ドルで取引されている。
ナンセンは、トランプ一族が共同創業者に名を連ねる暗号資産プラットフォーム、ワールド・リバティ・ファイナンシャル(WLFI)のトークンも分析した。追跡対象の約2万7000件のウォレットのうち85%が損失を記録し、損失総額は8300万ドルに上った。これに対し、トランプ大統領はワールド・リバティ・ファイナンシャルのプラットフォームだけで2025年に約8億ドルを得たと資産報告書に記した。
トランプ大統領はCNBCのインタビューで、利益相反を巡る論争について「違法なことは何もなく、間違ったこともない」と語った。そのうえで「投資判断は別の人たちが担っている」と主張した。
Suehyeon Lee
shlee@bloomingbit.ioI'm reporter Suehyeon Lee, your Web3 Moderator.