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ブテリン氏、今後3〜4年でイーサリアム全面改編へ 「Lean Ethereum」構想公表

出典
Suehyeon Lee

期間別予測トレンドレポート

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写真:Shutterstock
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イーサリアム(ETH)共同創業者のヴィタリック・ブテリン氏は、今後3〜4年をかけてネットワークの中核構造を事実上全面的に入れ替える長期ロードマップ「Lean Ethereum」を公表した。

暗号資産メディアのザ・ブロックが7月5日に伝えたところによると、ブテリン氏は同日、自身のXで「Lean Ethereumは単一のアップグレードではなく、今後3〜4年にわたって段階的に進める改善作業だ」と説明した。そのうえで「The Mergeに続くイーサリアムの3度目の主要な進化となり、プロトコルのほぼすべての中核要素が置き換わる」とした。

今回の計画は、6月に独ベルリンで開いたイーサリアム研究者会議後に公表した長期ロードマップに基づく。この構想はイーサリアム財団の研究者ジャスティン・ドレイク氏が2月に初めて提案したもので、2029年までに計7回の主要なネットワーク更新を盛り込んでいる。

ブテリン氏は今回の改編について、取引の検証方式や量子コンピューター対応の暗号技術、取引のファイナリティー、データ保存構造など、ネットワーク全般に及ぶと説明した。「The Mergeでも既存アプリケーションを維持したまま移行に成功した。今回も同じ方法で進められる」とも述べた。

なかでも最大の変化として挙げたのが、保存構造の見直しだ。現在のイーサリアムは、トークン残高やスマートコントラクトなど、すべての状態データを単一の保存方式で管理している。Lean Ethereumでは、既存構造は複雑なアプリケーション向けに維持する一方、単純なアプリケーション向けには低コストの新たな保存レイヤーを追加する方針という。

ブテリン氏は、大半のトークンやNFT、分散型金融(DeFi)アプリケーションは新しい保存レイヤーを利用でき、導入すれば取引手数料を10分の1以下に引き下げられる可能性があると説明した。一方、ユニスワップのような複雑なスマートコントラクトは、既存の保存方式を使い続けるとの見方を示した。

量子コンピューターへの対応も優先順位を大きく引き上げた。ブテリン氏は「量子安全性の重要性は大きく高まった」と指摘し、「将来の量子コンピューターが現在のブロックチェーンの暗号体系を無力化する前に、脆弱な要素をすべて置き換えなければならない」と強調した。特に、レイヤー2の拡張性ソリューションが使う「blob」データ保存構造を量子耐性型に転換する作業は、すでに数カ月にわたって進んでいると明らかにした。

プライバシー強化も中核目標に据えた。「プライバシーはもはや付加機能ではなく、最優先の目標だ」とし、今後は機能設計の段階から個人情報保護を基本要素として反映する考えを示した。

長期的には、現在すべてのイーサリアムアプリケーションが使うイーサリアム仮想マシン(EVM)も、新たな実行環境に置き換える案を進める。

ブテリン氏はRISC-VとleanISAを有力候補として挙げつつ、「まだかなり先の話だ」と語った。既存のEVMは互換性維持のための翻訳レイヤーとして残し、新しい実行エンジンへ段階的に移行する構想だと付け加えた。

あわせてブテリン氏は、今後5年間にわたりイーサリアムの処理能力も拡大し続けるとの見通しを示した。1ブロック当たりの処理可能な取引量を増やすガス上限の引き上げは、今後の「Glamsterdam」アップグレードで実施されるとみている。

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Suehyeon Lee

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shlee@bloomingbit.ioI'm reporter Suehyeon Lee, your Web3 Moderator.

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