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マイクロン、広島工場に1兆5000億円投資 HBM増産へ

出典
Korea Economic Daily

概要

  • マイクロンは日本の広島工場に1兆5000億円を投じ、HBMなどAIメモリーの生産能力を拡大すると明らかにした。
  • 日本政府は広島工場の建設費支援に向け、最大5000億円を配分するなど、先端メモリーの生産基盤確保に乗り出した。
  • AIメモリー需要が供給を上回るなか、マイクロンやサムスン電子、SKハイニックスなど世界のメモリーメーカーが生産拠点の拡大を進めている。

期間別予測トレンドレポート

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マイクロン、日本の広島工場を拡張

HBM生産拠点など1兆5000億円投資

写真:PJ McDonnell/Shutterstock
写真:PJ McDonnell/Shutterstock

米マイクロン・テクノロジー(Micron Technology)が日本の広島工場の拡張に乗り出した。人工知能(AI)アクセラレーター向けの高帯域幅メモリー(HBM)など先端メモリーの需要が急増しており、日本の生産拠点を拡充して供給対応力を高める狙いだ。

ブルームバーグ通信によると、マイクロンは7月4日、広島工場で拡張工事の起工式を開いた。投資額は1兆5000億円に上る。既存工場に新たな製造棟を建設し、HBMなどAIメモリー向けチップを生産する計画だ。出荷は2028年夏ごろに始まる見通しだ。

日本政府も大規模支援に動く。経済産業省は広島工場の建設費支援に向け、最大5000億円を充てる。日本で唯一のDRAMメーカーであるマイクロンを通じ、先端メモリーの生産基盤を確保する戦略だ。

今回の投資は、AIメモリーの供給不足が続くなかで打ち出された。生成AIの普及後、AIアクセラレーター需要は急拡大した。HBMをはじめとする高性能メモリーの確保は、世界の半導体業界の重要課題に浮上している。マイクロンは広島に加え、米国内の生産設備拡張も急いでいる。

同社は現在、米アイダホ州ボイシで最先端の生産施設2カ所を建設している。1月には米国内のDRAM生産を増やすため、ニューヨーク州シラキュース郊外で1000億ドル規模の生産施設の起工式も開いた。米国と日本の双方で、先端メモリーの生産能力を同時に引き上げる構えだ。

競合各社も増設競争に入っている。サムスン電子とSKハイニックスは6月末、韓国内での大規模な増設計画を公表した。AIメモリー需要が供給を上回る状況が続き、世界のメモリーメーカーは生産拠点の拡大を進めている。

広島工場は、マイクロンの日本事業で象徴的な拠点だ。マイクロンは2013年、経営破綻した日本のDRAMメーカー、エルピーダメモリを買収し、この工場を確保した。日本は先端半導体の素材・装置分野で中核企業を数多く抱える一方、完成品市場の主導権はかなりの部分で失っている。

サンジェイ・メロートラ最高経営責任者(CEO)は起工式で、広島工場の意義を強調した。「マイクロン初のHBM向けウエハーは、まさにこの広島で生まれた」と述べたうえで、「米国の大胆さと日本の職人気質が結びつけば、妥協はない。世界最高水準の製品が生まれる」と語った。

日本政府も海外の半導体メーカー誘致に強い意欲を示した。赤沢亮正経済産業相は、マイクロンへの日本の支援について「計り知れない価値」があると評価した。海外の半導体メーカーが日本に工場を建設しようとするなら、日本は「できることはすべてやる」用意があると強調した。

日本は半導体産業の再建を国家戦略に引き上げている。高市早苗首相は6月、2041年3月までに半導体とAI分野で101兆6000億円規模の官民投資を進めるロードマップを公表した。マイクロンの広島投資は、こうした日本政府の半導体再建戦略に沿う事例といえる。

キム・デヨン 韓経ドットコム記者 kdy@hankyung.com

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