ザッカーバーグ氏「AIエージェント開発、期待ほど加速せず」
概要
- マーク・ザッカーバーグ氏は、メタのAIエージェント開発が期待したほど加速していないと明らかにした。
- ザッカーバーグ氏は、AI投資が今後3〜6カ月で成果を出し始めるとの見通しを示した。
- 暗号資産業界では、AIエージェント、ブロックチェーン決済、USDCの連携事例がある一方、実際のオンチェーン活動はなお小規模にとどまっている。
期間別予測トレンドレポート



マーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は、メタ(Meta)の人工知能(AI)エージェント開発が想定より鈍いペースで進んでいると明らかにした。
コインテレグラフが7月3日に伝えた。ロイターが確認した社内会議の記録によると、ザッカーバーグ氏は同日の会議で「この4カ月余り、エージェント開発の軌道はわれわれが期待した形では加速しなかった」と語った。
ザッカーバーグ氏は、エージェント導入への期待が「まだ実を結んでいない」と認めた一方、今後3〜6カ月でAI投資が成果を出し始めるとの見通しを示した。メタは1月にエージェント向けインフラの整備を積極化しており、同氏はその理由について、十分な速さで動けていないとの懸念があったと説明した。
メタは5月、全従業員の約10%を削減し、約7000人をAI専任チームに再配置する構造改革を実施した。ザッカーバーグ氏はこの過程で、経営陣の時期判断に誤りがあったと認めた。
この日の発言は、メタがインスタグラム、メッセンジャー、ワッツアップの3つのプラットフォームで、企業向けAIエージェントサービス「メタ・ビジネス・エージェント」を世界展開したのと同じ日に出た。同サービスは人手を介さず、顧客対応や商品推薦、販売完了まで担える。
暗号資産業界では、AIエージェントがブロックチェーン決済の主要な利用者になるとの期待が出ていた。コインベース(Coinbase)のブライアン・アームストロングCEOやサークル(Circle)のジェレミー・アレールCEOは、AIエージェントがブロックチェーン基盤の決済の主要利用者になると予測してきた。アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)は5月、コインベースのx402決済プロトコルを自社のAIエージェント基盤「Amazon Bedrock AgentCore」に統合し、エージェントが米ドル連動型ステーブルコインUSDC(USDC)で取引できるようにした。
ただ、実際のオンチェーン活動はなお小規模にとどまる。ブロックチェーンデータ分析プラットフォームのアルテミスによると、AIエージェント対応のx402プロトコル経由の直近30日間の取引額は200万ドルだった。
Minseung Kang
minriver@bloomingbit.ioBlockchain journalist | Writer of Trade Now & Altcoin Now, must-read content for investors.