「暗号資産銀行」エレボア、資金調達協議 企業価値80億ドル目標
JOON HYOUNG LEE
期間別予測トレンドレポート



米暗号資産銀行のエレボア(Erebor)が、企業価値80億ドルを目標に新規の資金調達協議を進めている。
ザ・ブロックなどが7月2日に報じた。エレボアは最近、企業価値を80億ドル超とする条件で新規投資の受け入れに向けた交渉に入った。協議はなお初期段階にあり、具体的な企業価値は引き続き詰めている。
今回の資金調達で目標とする企業価値は、2025年12月に3億5000万ドルを調達した際に認定された43億5000万ドルのほぼ2倍にあたる。
エレボアは、米防衛企業アンドゥリルを創業したパーマー・ラッキーが設立し、ペイパル創業者のピーター・ティールが支援する暗号資産特化型銀行だ。2026年2月に米国で新たな連邦銀行免許を取得し、正式に発足した。
業容の拡大は急だ。預金残高は、3月末の当局への届け出時点では11億ドルだったが、足元では40億5000万ドルに増えた。4倍近い伸びとなる。年内の黒字転換も目指している。
事業拡大にも乗り出している。ドルのステーブルコインを使った預金・決済サービスの開始を準備中だ。最近では、ベネズエラ国営銀行のバンコ・デ・ベネズエラとコルレス銀行サービスの提供に向けた了解覚書を結んだ。
JOON HYOUNG LEE
gilson@bloomingbit.ioCrypto Journalist based in Seoul