スペースXが「AIスマホ」開発か マスク氏は『完全なうそ』
概要
- 米ウォール・ストリート・ジャーナルは、スペースXが上場を前に一部投資家へ AI機器の試作品 を示し、xAIのAI技術 と クアルコムのスナップドラゴンのチップセット を採用すると報じた。
- 市場では、この機器が発売されれば スターリンク との相乗効果を通じ、アップル などモバイル機器メーカーへの依存を下げられるとみられていた。
- ただ、イーロン・マスク氏はWSJ報道について、Xで「完全なうそ」と否定し、携帯電話 は開発していないと主張した。
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宇宙企業スペースX(SpaceX)がスマートフォン型の人工知能(AI)機器を開発しているとの報道が出た。これに対し、イーロン・マスク氏は直ちに否定した。
米ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は7月1日、スペースXが6月12日に上場を前に一部の投資家にAI機器の試作品を示したと報じた。投資家によると、この機器はiPhoneより薄く、滑らかなデザインという。独自の基本ソフト(OS)を採用し、xAIのAI技術を統合する。米クアルコム(Qualcomm)のスナップドラゴンのチップセットを搭載するとも伝えた。
市場では、スペースXがこの機器を発売すれば、自社の衛星通信事業「スターリンク」との相乗効果が期待できるとの見方があった。スペースXは低軌道衛星を使うスターリンクで、世界の遠隔地にインターネット接続を提供している。アップル(Apple)などモバイル機器メーカーへの依存を下げる効果も見込まれる。マスク氏はxAIのAIモデル「グロック」がiPhoneのApp Storeで不当な扱いを受けていると主張してきた。
マスク氏は2025年8月、「アップルはオープンAIを除くほかのAI企業がApp Storeで首位に達することを不可能な形で阻んでいる」として、アップルに反トラスト法違反で訴訟を起こした。xAIは、アップルがApp Store市場での支配力を使い、提携先のオープンAIの独占を支えたと主張した。
マスク氏はWSJの報道直後、X(旧ツイッター)に「完全なうそ」と投稿し、報道を否定した。2月にも、スターリンクに直接接続する携帯電話を製造しているとロイター通信が報じた際、「携帯電話は開発していない」と打ち消した。ただ、2025年10月には「携帯電話を製造しなければならないなら、そうする」と述べ、2026年1月には「スターリンクフォンがいつか登場する可能性は排除できない」と付け加えていた。
シリコンバレー=キム・インヨプ特派員 inside@hankyung.com
Korea Economic Daily
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