CBOE、企業業績の二元オプション上場申請 コインベース取引高も対象
概要
- CBOEは、企業の決算内容を予測対象とする新たな二元オプション商品であるバイナリーKPIオプション(Binary KPI Options)の上場を進めると明らかにした。
- この商品は株価の変動ではなく、企業の重要業績評価指標(KPI)の達成可否を対象とする。対象にはスペースXの売上高、エヌビディアのデータセンター売上高、アップルのiPhone販売台数、テスラの生産台数、JPモルガンの貸倒引当金、コインベースの取引高などが含まれる。
- CBOEはSECの承認を得て、計23社と100項目超の業績指標を基にした商品を投入する計画だ。カルシ(Kalshi)やポリマーケット(Polymarket)などの予測市場に似たイベント連動型商品の拡大が進むなか、伝統的な取引所による個人投資家需要の取り込み策といえる。
期間別予測トレンドレポート



米オプション取引所のCBOEグローバル・マーケッツ(Cboe Global Markets)が、企業の決算内容を予測対象とする新たな二元オプション商品の上場を進めている。
ブルームバーグが7月1日に報じた。CBOEは、企業が公表する財務・営業指標が事前に定めた基準を満たすかどうかで損益が決まる「バイナリーKPIオプション(Binary KPI Options)」の上場に向け、米証券取引委員会(SEC)に承認申請書を提出した。
この商品は株価の変動ではなく、企業の重要業績評価指標(KPI)が特定の基準を上回るかどうかを予測する仕組みだ。対象には、スペースXの売上高、エヌビディアのデータセンター売上高、アップルのiPhone販売台数、テスラのモデル3とモデルYの生産台数、JPモルガンの貸倒引当金の規模、コインベースの取引高などが含まれる。
CBOEは計23社、100項目超の業績指標を基に関連商品を投入する計画だ。
今回の商品は、結果を「イエス」か「ノー」で予測するカルシ(Kalshi)やポリマーケット(Polymarket)などの予測市場に似た形態だが、規制の枠組みは異なる。カルシとポリマーケットが米商品先物取引委員会(CFTC)の監督を受けるのに対し、CBOEは証券取引所としてSECの承認が必要になる。
伝統的な取引所はこのところ、予測市場に似たイベント連動型の投資商品を相次ぎ打ち出し、個人投資家の需要開拓を進めている。CBOEは前週、S&P500種株価指数が特定の水準に到達するかを予測するバイナリーオプションを10年余りぶりに再投入した。ナスダックも2026年中に指数連動型のバイナリーオプションを投入する予定だ。ニューヨーク証券取引所(NYSE)を運営するインターコンチネンタル取引所(ICE)も、金融政策や米天然ガス在庫を原資産とする新たな先物商品の準備を進めている。
Suehyeon Lee
shlee@bloomingbit.ioI'm reporter Suehyeon Lee, your Web3 Moderator.