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ウィメイド創業者、アリババ系ネオパルスに全保有株売却 9200億ウォンで

出典
Korea Economic Daily

概要

  • ウィメイドは、創業者の朴寛鎬議長が保有する39.33%の全株式をネオパルスに約9200億ウォン(約1012億円)で売却する株式売買契約を結んだと明らかにした。
  • 1株当たりの売却価格は約6万8910ウォンで、6月30日の終値の3倍を超える。これはミールの伝説IPの中国での収益力と、AI基盤のゲーム開発の可能性を反映した価格だと伝えた。
  • ネオパルスがアリババや中国の主要ゲーム会社ネットワークを活用し、ミールIPの中国での流通・新作開発・ライセンス事業を拡大するとともに、ウィメイドを「AIゲーム制作拠点」と評価した可能性が大きいと分析した。

期間別予測トレンドレポート

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ウィメイド、アリババ系ネオパルスに売却

朴寛鎬議長の持ち株、9200億ウォンで譲渡

写真:韓国経済新聞
写真:韓国経済新聞

韓国の第1世代ゲーム開発者で、ウィメイド創業者の朴寛鎬(パク・クァンホ)取締役会議長が、保有する同社株を全て9200億ウォン(約1012億円)で売却する。買い手は中国のゲーム・技術の生態系につながる投資プラットフォーム、ネオパルスで、アリババ系の投資会社だ。取引が完了すれば、ウィメイドは創業者体制を終え、中国ネットワークを持つ新たな支配株主の下で再編する。

ウィメイドは6月30日、朴議長が保有する同社株の全量を売却する株式売買契約(SPA)を結んだと発表した。対象株式は1335万738株で、持ち株比率は39.33%になる。総取引額9200億ウォンを基にした1株当たりの売却価格は約6万8910ウォン(約7580円)だ。主力知的財産(IP)「ミールの伝説」の中国での収益力に加え、人工知能(AI)を活用したゲーム開発の可能性を織り込んだ経営権プレミアムが反映された価格と受け止められる。

ネオパルスは香港資本を基盤とする投資プラットフォームで、アリババや中国の主要ゲーム会社のネットワークにつながる投資窓口として取り沙汰されてきた。2025年のウィメイド既存株取引にも参加したとされる。

朴議長の全持ち株を中国資本が取得 1株6.9万ウォン、終値の3倍超

中国の投資会社ネオパルスに全持ち株を譲渡する朴寛鎬ウィメイド取締役会議長の去就は、なお明らかになっていない。ウィメイド関係者は6月30日、「最大株主の変更を伴う取引であるだけに、今後の経営体制に変化が生じる可能性はある」と語った。引退する可能性もある。

今回の取引は単なる財務投資の受け入れではない。創業者が保有株を全て手放し、中国のゲーム・技術の生態系につながる投資プラットフォームが新たな筆頭株主に就く構図だ。取引が完了すれば、ウィメイドは韓国の上場企業としての地位を維持する一方、2000年の創業以来続いた朴議長中心の体制は幕を閉じる。

第1世代ゲーム開発者が退場

朴議長は韓国の第1世代ゲーム開発者の一人に数えられる。1990年代には「ミールの伝説」の開発を主導した。2000年にウィメイドを設立し、「ミールの伝説2」を中国市場に定着させた。両作品は中国で長期にわたって収益を生むミールIPに成長した。ウィメイドが韓国の有価証券市場で時価総額上位5社に入るゲーム会社へと成長した背景でもある。

今回の取引で朴議長の保有株1335万738株(持ち株比率39.33%)に9200億ウォン(約1012億円)の値が付いたのも、ミールIPの中国での収益力と今後の拡張余地を反映した結果とみられる。1株当たりの売却価格は約6万8910ウォン(約7580円)で、6月30日の終値1万9330ウォン(約2130円)の3倍を超える。

買収主体のネオパルスは香港資本を基盤とする投資プラットフォーム会社だ。2025年のウィメイド既存株取引にも登場し、韓国ゲーム会社への投資に関心を示してきた。投資銀行(IB)業界は、ネオパルスをアリババや中国の主要ゲーム会社ネットワークにつながる投資窓口とみている。

中国資本、収益力あるIPに照準

中国資本はミールIPを再設計するとみられる。ウィメイドは子会社の伝奇IPを通じて中国でライセンス事業を続けてきたが、中国市場ではIPの権利や収益配分を巡る紛争が少なくなかった。ネオパルスが中国のゲーム会社、パブリッシャー、情報技術(IT)企業のネットワークを活用すれば、ミールIPの現地流通や新作開発、ライセンス事業は再び弾みを得る可能性がある。中国で実績を積んだIPと、現地資本・流通網が結び付く形だ。

もっとも、ネオパルスの投資判断がミールIPだけを見据えたものと断じるのは難しい。中国ゲーム市場では「版号(出版承認番号)」規制や利用者の嗜好変化を受け、新規大型タイトルの成功確率が低下している。一方で、実績あるIPを基盤に続編や外伝、モバイル展開、ライセンス事業を広げる戦略の重要性は増している。

ウィメイドは、中国で知名度の高いミールIPと、多人数同時参加型オンラインRPG(MMORPG)の開発力、グローバル展開の経験を併せ持つ数少ない企業だ。ここにAIを組み合わせれば、開発人員への依存を下げ、グラフィックやデジタルヒューマン、ライブ運営の自動化を通じてIP再活用の速度を高められる。市場関係者は、ネオパルスがウィメイドを中国ネットワークと結び付けられる「AIゲーム制作拠点」と評価した可能性が大きいとみている。

アン・ジョンフン記者 ajh6321@hankyung.com

#中国資本
#ゲーム
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