概要
- スタットとブルーミングビットは、機関投資家向けのAIインテリジェンスプラットフォーム「ブルーミングビット アルファ」を公開したと明らかにした。
- ブルーミングビット アルファは、コンセンサスの概念とAIインテリジェンスエンジン、リアルタイムのニュースおよび市場データのパイプラインを組み合わせ、機関投資家の意思決定インフラの構築に重点を置いたと説明した。
- 同プラットフォームは、オンチェーン・オフチェーンデータ、市場心理分析、資産スクリーナー、イベントオーバーレイ、個別設定が可能なリアルタイム通知、ユーザー定義ダッシュボードなど、機関投資のワークフロー全般を単一ターミナルで提供するとした。
期間別予測トレンドレポート



韓経メディアグループのデジタル資産子会社ブルーミングビット(Bloomingbit)は6月30日、ブロックチェーン基盤のデータ分析企業スタットが同社と共同開発している機関投資家向け人工知能(AI)インテリジェンスプラットフォーム「ブルーミングビット アルファ」を公開したと報じた。
スタットは同日、X(旧ツイッター)で、ブルーミングビット アルファについて「AIベースのデジタル資産インテリジェンスターミナル」を掲げ、機関投資家向けの紹介ページとデモ申請ページを開設したと明らかにした。
スタットによると、ブルーミングビット アルファは単純な価格情報中心の既存データサービスを超え、機関投資家の意思決定に直接活用できる分析インフラの構築に重点を置いた。当初は選定した機関向けにアーリーアクセス方式で先行提供する方針だ。
スタットは「ブルーミングビット アルファはデジタル資産市場に『コンセンサス』の概念を初めて導入した」と説明した。株式市場で価格が業績そのものではなく、市場予想の平均値であるコンセンサスを基準に動くように、ブルーミングビット アルファはグローバル投資銀行(IB)と暗号資産ネイティブのリサーチハウスの見通しを標準化し、単一の基準点として示すという。
プラットフォームのもう一つの柱であるAIインテリジェンスエンジンについては、汎用生成AIと差別化した構造で設計したと紹介した。スタットは、大規模言語モデル(LLM)の推論能力に、ブルーミングビットを含む主要パートナーを通じて確保したリアルタイムのニュースと市場データのパイプラインを組み合わせたと説明。さらに検索拡張生成(RAG)の構造を適用し、分析の精度を高めるとともに、生成AIのハルシネーションを減らしたとしている。
プラットフォームが扱うデータはオンチェーンとオフチェーンにまたがる。今後は、店頭市場(OTC)のディールフローと流動性データ、取引所間の資金移動と需給シグナル、主要プロジェクトと市場参加者の活動データ、ステーブルコインと主要通貨の取引所入出金フローなどを順次反映する予定だ。あわせて、ソーシャル・ニュース・コミュニティーデータを定量化した市場心理分析、数百の指標に基づく資産スクリーナー、ニュースとオンチェーンイベントを価格チャートに重ねて表示するイベントオーバーレイ、個別設定が可能なリアルタイム通知、ユーザー定義ダッシュボードなど、機関投資のワークフロー全般を単一ターミナルで提供するとした。
パク・ジュファン スタット代表は「世界のリサーチ見通しと市場の実際の資金フローを一つの基準に束ね、機関がそのまま意思決定に活用できるインテリジェンスをつくることが目標だ」と述べた。そのうえで「ブルーミングビットとの協業で確保したデータと流通インフラを基に、AIベースのデジタル資産インテリジェンス市場の標準を築く」と強調した。
オ・ジョンミン 韓経ドットコム記者 blooming@hankyung.com
Korea Economic Daily
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