モルガン・スタンレー、原油見通し下方修正 ブレント75ドル、ホルムズ海峡の輸送回復で
Suehyeon Lee
概要
- モルガン・スタンレーが国際原油相場の見通しを下方修正し、2026年7〜9月期のブレント原油平均価格を1バレル75ドルと示した。
- モルガン・スタンレーは、2027年7〜9月期のブレント原油価格が1バレル70ドルまで下落すると見込み、米国の供給増加と中国の需要鈍化が続いていると分析した。
- モルガン・スタンレーは、ホルムズ海峡を通る原油輸送と原油輸出が平時水準まで回復し、市場安定要因が維持されていると評価した。
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モルガン・スタンレーは、ホルムズ海峡を通る原油輸送の正常化が想定より早く進み、米国の供給増加と中国の需要鈍化が続いているとして、国際原油相場の見通しを引き下げた。
ブルームバーグが6月29日に報じた。モルガン・スタンレーは2026年7〜9月期のブレント原油の平均価格見通しを従来予想より1バレル15ドル引き下げ、75ドルとした。2027年7〜9月期には70ドルまで下落するとの見通しを示した。
同行は、ホルムズ海峡経由の原油輸出が予想以上の速さで回復していると分析した。あわせて、米国の高水準の原油輸出と中国の低調な輸入という2つの市場安定要因がなお続いていると指摘した。
同行によると、6月26日にホルムズ海峡を通過した原油・ガス輸送船は35隻だった。中東紛争前の平時水準である1日30〜40隻の範囲に戻った。
モルガン・スタンレーは、2027年の原油市場で需給均衡を保つには、ホルムズ海峡の輸送量が紛争前の約65%にあたる日量1100万〜1200万バレルまで回復すれば十分だとみている。
ブレント原油先物は4月に一時、1バレル126ドルを上回った。その後は米国とイランが停戦と終戦に向けた協議を続けたことで、上昇幅の大半を失った。最も取引が活発な9月限のブレント原油先物は6月29日、1バレル73.91ドルで取引を終えた。
Suehyeon Lee
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