ドルと金利に偏る持ち高、ビットコイン反発の兆しとなるか
Minseung Kang
概要
- ドルと米国債金利市場での過度な偏りが、かえってビットコイン反発の糸口になる可能性がある。
- ドルと金利が急に下落へ転じれば、ビットコイン価格に強い下値支持線が形成される可能性がある。
- CFTC、ICE欧州、サクソバンクによると、ドル指数のネットロングとSOFR先物のショートポジションはそれぞれ7年ぶりの高水準と過去最高を記録した。
期間別予測トレンドレポート



暗号資産市場全体に不安が広がるなか、ドルと米国債金利市場で持ち高が過度に一方向へ偏っていることが、かえってビットコインの反発の糸口になる可能性がある。コインデスクが6月29日に報じた。
足元の暗号資産市場では、米連邦準備理事会(FRB)の利上げ懸念が重荷となっている。ドル高や米国債利回りの上昇に加え、過去最大規模のビットコイン(BTC)上場投資信託(ETF)からの資金流出、中東の軍事衝突も重なり、強気派が楽観しにくい地合いが続く。
もっとも、ドルと金利市場で持ち高が片側に偏りすぎている点は、逆に相場反転の可能性を示唆する。コインデスクによると、市場参加者が一方向に傾いた局面では、急激な巻き戻しや逆張りによる反発が起きやすい。実際、ドルと金利が急に下落へ転じれば、ビットコイン相場には強い下値支持線が形成される可能性がある。
こうした偏りはデータでも確認できる。米商品先物取引委員会(CFTC)とICE欧州の集計によると、6月22日時点の週間のドル指数のネットロングは前週比18%増の345億ドルと、7年ぶりの高水準を付けた。2月のイラン紛争勃発前にはネットショートが優勢だったことを踏まえると、持ち高の方向は急速に転換したことになる。
金利市場でも同様の構図がみられる。サクソバンク(Saxo Bank)によると、レバレッジドファンドのSOFR(担保付翌日物調達金利)先物のショートポジションは297万枚と過去最高を更新した。金利上昇に賭けた想定元本は7000億ドルを超える。
Minseung Kang
minriver@bloomingbit.ioBlockchain journalist | Writer of Trade Now & Altcoin Now, must-read content for investors.