BIS「ステーブルコインは通貨よりETFに近い」 為替リスクを警告
Minseung Kang
概要
- 国際決済銀行(BIS)は、ステーブルコインが実際の通貨よりも上場投資信託(ETF)に近い形で機能しているとした。
- ステーブルコインは流通市場価格が額面から乖離し、プレミアムやディスカウントが生じる点でETFに似ていると説明した。
- ブロックチェーン基盤の決済や通貨の未来としてのステーブルコインの役割を訴えてきた暗号資産業界に対し、BISの報告書は正面から反論した。
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国際決済銀行(BIS)は、ステーブルコインが実際の通貨よりも上場投資信託(ETF)に近いと指摘し、為替リスクに警鐘を鳴らした。
6月29日にコインデスクが報じた。BISは最新の年次報告書で、ステーブルコインについて「通貨というより、ETFなどの代替投資手段に近い形で機能している」と分析した。ステーブルコインの流通市場価格が額面から乖離する現象を、その根拠に挙げた。
BISは報告書で「真の通貨の核心的な特性は、何の疑いもなく決済手段として受け入れられることだ」と説明した。米ドル紙幣や銀行預金はどこでも額面通りに通用する一方、法定通貨に連動するトークンは流通市場で額面から外れて取引される場合があると指摘した。
BISは、こうした特性がETFに似ているとみている。ETFが一般に純資産価値(NAV)に対して小幅なプレミアムやディスカウントを伴って売買されるように、ステーブルコインも常に正確に1ドルで取引されるわけではないという。
暗号資産業界はこれまで、ステーブルコインをブロックチェーン基盤の決済手段であり、通貨の未来だと位置づけてきた。今回のBIS報告書は、そうした主張を正面から否定する内容となっている。
Minseung Kang
minriver@bloomingbit.ioBlockchain journalist | Writer of Trade Now & Altcoin Now, must-read content for investors.