ビットコインに降伏シグナル、弱気相場の底値圏入りの可能性
概要
- オンチェーン指標で損失状態で売られたUTXOの比率が今回の弱気相場で最低水準まで低下し、降伏シグナルが確認された。
- 過去に同様の水準を付けた際、ビットコインは2万6000ドル近辺まで下落した後に反発しており、この局面は長期投資家にとって収益性の高い買い場だったという。
- ただ、オンチェーン分析では長期保有者のSOPRがマイナス圏に入りつつあるなど降伏局面が進んでおり、なお底固めの段階にあって、モメンタムは大きく弱まった状態だと評価した。
期間別予測トレンドレポート



ビットコイン(BTC)で損失覚悟の売りが急増し、弱気相場の底打ちを示すシグナルが現れ始めた。
コインテレグラフが6月28日に伝えたところによると、クリプトクアント寄稿者のダークフォスト(Darkfost)は、ビットコインの未使用トランザクション出力(UTXO)を分析した結果、利益が出ている状態で売られたUTXOに対する損失状態で売られたUTXOの比率が、今回の弱気相場で最低水準まで低下したと明らかにした。
ダークフォストは、今回の調整局面で初めて底打ちシグナルが出たと指摘した。損失を受け入れて売却する投資家が大幅に増え、市場全体で降伏(capitulation)が始まっていることを示しているという。
同氏は、この指標が弱気相場の底値形成局面を意味すると分析した。この比率が前回この水準まで低下したのは、ビットコインが約2万6000ドルまで下落した2023年半ばで、その後は相場が反発した。
同氏は、こうした局面は長期投資家にとって常に収益性の高い買い場だったと説明した。大半の投資家が市場への関心を失い、あきらめる時期と重なるとも述べた。一方で、底値形成には時間がかかるため、短期間では終わらないと付け加えた。
市場アナリストのダーデンBTC(DurdenBTC)も同じ指標を根拠に、待ち望んでいた底打ちシグナルが出たと語った。2016年以降のすべてのサイクルの安値を捉えてきた指標だと評価した。今後数週間はなお市場が非常に厳しく感じられる可能性があるが、もし気楽に買える局面なら、こうしたシグナル自体は現れないはずだとも話した。
ダークフォストは別の分析で、長期保有者の支出利益率(SOPR)も徐々にマイナス圏に入りつつあるとし、長期投資家も降伏局面に入り始めていると診断した。ただ、今回の調整は短期保有者による取引所への流入急増が主なきっかけになったとみている。
オンチェーン分析会社のスイスブロック(Swissblock)は、ビットコインは初期の崩落局面をすでに通過したものの、なお底固めの段階にあると分析した。価格は安定しつつあるが、モメンタムはなお大きく弱まったままだと評価した。
Suehyeon Lee
shlee@bloomingbit.ioI'm reporter Suehyeon Lee, your Web3 Moderator.