ドル高でウォン安進行、5営業日続落で1ドル=1550ウォンに接近
Korea Economic Daily
概要
- ウォンの対ドル相場が世界金融危機後で最高水準の1547.5ウォンまで下落し、1ドル=1550ウォンに迫った。
- 米国のインフレ懸念とFRBの金融引き締め見通しに加え、5月の米個人消費支出(PCE)物価指数の上昇がドル高とFRBの利上げ観測を後押しした。
- 国民銀行のイ・ミンヒョク研究員は、原油高の反発、円安、外国人の株式純売りに伴う実需のドル買い負担が、ウォン高への反転を制約する要因だと指摘した。
期間別予測トレンドレポート


為替、金融危機後の最高水準

ウォンの対ドル相場が世界金融危機後で最も低い水準まで下落し、1ドル=1550ウォンに迫った。米国のインフレ懸念に加え、米連邦準備制度理事会(FRB)の金融引き締め見通しがドル高を促している。
6月26日午前9時50分時点のソウル外国為替市場で、ウォンの対ドル相場は前日の日中取引終値(午後3時30分時点)に比べ4.8ウォン安の1ドル=1547.5ウォンとなった。1547.3ウォンで取引を始めた後、下げ幅を広げ、1550ウォンに近づいている。
6月25日の日中取引終値は0.9ウォン安の1542.7ウォンだった。終値が1540ウォン台となるのは2営業日連続で、世界金融危機時の2009年3月9日(1549.0ウォン)以来のウォン安水準となった。相場は6月22日以降、5営業日続けて下落している。6月19日に0.1ウォン上昇した日を除けば、6月16日から下落が続いている。
米国ではインフレ懸念がくすぶり、FRBの金融引き締め見通しも強まっている。ドル高基調が続くなか、前日に発表された5月の米個人消費支出(PCE)物価指数は前年同月比4.1%上昇した。2023年4月以来の高い伸び率で、市場予想には一致したものの、根強い物価圧力を示し、FRBの利上げ観測を後押しした。
国民銀行のイ・ミンヒョク研究員は「オフショアでのドル調整と米短期金利の低下は下押し要因だ」と述べた。一方で「原油高の反発と円安がウォン高への反転を制約する構図にあり、需給面では外国人の株式純売りに伴う実需のドル買い負担も残っている」と指摘した。
カン・ギョンジュ記者 qurasoha@hankyung.com
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