ナスダック発の技術株売り、2日目も波及 先物続落、アジア・欧州で半導体株安
概要
- 米 ナスダック先物 は2日続けて下落し、韓国の KOSPI、日本の 日経平均株価 など世界の 大型ハイテク株 がそろって急落した。
- 半導体株 や テクノロジー指数、iシェアーズ半導体ETF に加え、マイクロン、サンディスク、インテル、AMD、アルファベット、エヌビディアなど主要 技術株 が大幅安となった。
- 市場では、米国の 利上げの可能性 と、ビッグテックの AI投資拡大 を支える 負債依存の投資 への懸念が、投資家心理の重荷になっていると伝えられた。
期間別予測トレンドレポート


米ナスダックの急落で始まった技術株売りが6月23日、韓国や日本などアジア市場の大型ハイテク株の急落を通じて増幅し、欧州株や米株価指数先物の下落にもつながった。
米ナスダック先物は2日続けて下落した。マイクロンやサンディスク、インテルなど半導体株はそろって下げた。市場では、負債を動員した過度な投資への警戒もくすぶる。

韓国市場では上昇相場を主導してきたSKハイニックスとサムスン電子が急落し、韓国総合株価指数(KOSPI)は10%下落した。日本の日経平均株価も3.55%下げ、東京市場で時価総額首位に立っていた半導体メーカーのキオクシアは14%超下落した。
欧州でも株安が広がり、汎欧州のSTOXX600指数は取引開始直後に1.2%下落した。STOXX600のテクノロジー指数は3.2%安となった。半導体メーカーのSTマイクロエレクトロニクスと、オランダの半導体製造装置大手ASMLはいずれも7%超下げた。
米株価指数先物も続落した。ナスダック100指数に連動するナスダック先物は2.7%下落し、S&P500先物も1.4%安となった。
米市場の寄り付き前取引では、iシェアーズ半導体ETFが5.9%下落した。個別の半導体株も下げが目立った。
マイクロンとサンディスクはそれぞれ7%前後、8%前後下落した。インテルとAMDも7%、6%下げた。グーグルの人工知能(AI)開発を支えてきた主要人材の離脱を受け、前日に急落したアルファベットはこの日も2%超下げ、エヌビディアも2.9%安となった。
上場直後の急騰後、3日連続で急落していたスペースXは、この日も下落して始まったが、その後は上昇に転じた。
前日の通常取引で16%急落していたスペースXは、6月23日のプレマーケットで米東部時間午前7時30分ごろに上昇へ転じ、1株157ドルで取引された。前日だけで時価総額4000億ドルが吹き飛んだ。
ロイター通信は、米利上げの可能性と企業のAI投資拡大への懸念が投資家心理の重荷になっていると伝えた。企業価値の高止まりと借り入れコストの上昇が続くなか、ハイパースケーラー各社のAI投資に対する疑念が売りを誘った。
キャピタル・ドット・コムのチーフ市場アナリスト、ダニエラ・ハソン氏は「今回の動きは、AIや企業業績を巡る根本的な変化というより、市場心理による調整に近い」と語った。そのうえで「市場を主導する勢力が、成長に焦点を当てた少数企業にどれほど依存しているかを示している」と指摘した。
スイスクオート銀行のチーフ市場アナリスト、イペク・オズカルデスカヤ氏は「スペースXはまだナスダック指数に組み入れられていないが、過度なAI・インフラ投資の資金調達を目的とする社債発行は、ビッグテック企業がAIインフラに負債まで動員して過大な資金を投じているとの懸念を招いている」と分析した。
キム・ジョンア客員記者 kja@hankyung.com
Korea Economic Daily
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