【分析】暗号資産市場、レバレッジ解消進むも買い弱く 当面はボックス圏の公算
Suehyeon Lee
概要
- ウィンターミュートは、最近の市場調整でレバレッジポジションの大半が清算され、市場構造が一段と健全になったと評価した。
- ただ、ETFやストラテジーなど主要な買い手の資金流入は過去の上昇局面ほど強くなく、当面はボックス圏での推移となる可能性が高いと分析した。
- また、PCE物価の鈍化や中東の地政学的緊張の緩和で短期的なテクニカル反発はあり得るものの、これは市場の底を示すシグナルではないと付け加えた。
期間別予測トレンドレポート



暗号資産市場では過度なレバレッジが相当程度解消された半面、新たな上昇相場をけん引する強い買いはなお不足しているようだ。
ウー・ブロックチェーンが6月23日に伝えたところによると、ウィンターミュート(Wintermute)は最新の市場リポートで、足元の市場調整の過程で積み上がっていたレバレッジポジションの大半が清算されたと説明した。これにより、市場構造は従来よりも一段と健全になったと評価した。
ウィンターミュートは特に、マイケル・セイラー氏が率いるストラテジー(Strategy)による継続的なビットコイン(BTC)購入が、市場に潜む潜在的な売り圧力への懸念を和らげる一因になったと指摘した。
一方で、上場投資信託(ETF)やストラテジーといった主要な買い手は、過去の上昇局面と比べると、以前ほど強い資金流入を見せていないとも分析した。
構造的な資金フローの改善が表れるまでは、新たな上昇トレンドが始まるよりも、ボックス圏での推移が続く可能性が高いという。現時点では、強気相場の再開よりもレンジ内取引が最も現実的なシナリオだとしている。
さらに、米個人消費支出(PCE)物価指標が予想以上に鈍化したり、中東地域の地政学的緊張が和らいだりすれば、短期的な反発が起こる可能性があると見通しを示した。ただ、こうした上昇は市場の底を確認するシグナルというより、短期的なテクニカル反発に近いと付け加えた。
Suehyeon Lee
shlee@bloomingbit.ioI'm reporter Suehyeon Lee, your Web3 Moderator.
