米・イラン、ホルムズ海峡の連絡網で合意 中国は後続協議の進展に期待
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中国は、米国とイランがスイスで開いた高官級協議を巡り、前向きな進展に期待する姿勢を示した。両国がホルムズ海峡を通る商船の安全な通航確保と最終合意に向けた工程表で一致したことを受け、中国は仲介国の役割に加え、その後の協議の行方にも注目している。
郭嘉昆・中国外務省報道官は6月22日の定例記者会見で、米・イラン交渉に関する質問に対し、「パキスタンやカタールの仲介努力により、イランと米国の双方が交渉の機運を維持している」と述べた。そのうえで「双方が協力し、後続会談で前向きな進展を実現することを期待する」と語った。
ロイター通信などによると、米・イラン交渉の仲介役を担うカタールとパキスタンは6月22日、共同声明を通じて、米国とイランによる高官級の第1回協議が終了したと発表した。双方は60日以内に最終合意に到達するための工程表でも合意した。
実務・技術協議は今週も続く。会場は、6月21日に高官級会談が開かれたスイス・ルツェルン湖近郊のビュルゲンシュトック・リゾートだ。
米国とイランは、交渉全体を監督する高官級委員会を設置することでも一致した。核問題や制裁緩和、紛争解決手続きを扱う実務作業部会も動かす。
レバノン問題を管理するための別枠の仕組みも設ける。双方はレバノン政府や仲介国とともに、レバノン国内での軍事作戦停止の履行を確認するための「衝突防止機構」を立ち上げることを決めた。
ホルムズ海峡を巡っては、商船の安全な通航を確保するための連絡チャネルを開設した。世界のエネルギー輸送の要衝である同海峡が再び不安定化すれば、原油相場や金融市場の変動が大きくなりかねない。このため今回の合意のなかでも、最も敏感な項目の一つとされる。
今回の交渉で最も差し迫った争点はレバノンだ。イランは、イスラエルによるレバノン攻撃が続く限り、米国は停戦合意を適切に履行していないと主張してきた。アッバス・アラグチ・イラン外相も、今回の合意の最初の試金石は、レバノン管理機構が実際に戦闘を止められるかどうかにかかっていると強調した。
ホルムズ海峡も交渉全体を揺るがしかねない変数だ。イランはイスラエルによるレバノン攻撃を理由に、6月20日にホルムズ海峡の再封鎖に言及して圧力を強めた。ドナルド・トランプ米大統領は、イランが海峡を閉鎖した場合、再び攻撃に踏み切る可能性があると警告した。このためスイスでの協議は一時、決裂寸前まで緊張が高まったと伝えられた。
最終交渉の本筋は、イランの核開発計画と制裁緩和にある。米国は、イランが保有する高濃縮ウラン在庫の削減と、今後の濃縮権限の制限を求める見通しだ。一方、イランは核問題の協議に先立ち、石油輸出の猶予や凍結資金の解除など、既存合意の履行を優先すべきだとの立場を取っている。
キム・デヨン 韓経ドットコム記者 kdy@hankyung.com

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