概要
- イスラエルがレバノン南部を再空爆し、5人が死亡したとAFP通信とロイター通信が報じた。
- イランは、今回の攻撃が終戦MOUの「すべての戦線で軍事作戦の即時かつ恒久的な終了」条項に違反するとして反発した。
- イスラエルの再空爆により、米国とイランの追加協議や終戦後の後続協議の開催が難しくなる可能性が高まった。

イスラエルは、レバノンの武装組織ヒズボラとの停戦合意からわずか数時間後に、レバノン南部への攻撃を再開した。AFP通信とロイター通信がレバノン国営NAA通信を引用して伝えた。今回の攻撃で5人が死亡した。
イスラエル軍は6月20日未明、戦闘機とドローンを使い、レバノン南部ナバティエの10カ所余りを空爆した。アラブ・サリムで3人、デイル・ザハラニで1人が死亡した。ドウェイルではドローンがオートバイを攻撃し、1人が死亡した。死者は計5人となった。
イスラエルは、6月17日に米国とイランが終戦に向けた了解覚書(MOU)に署名した後も、レバノンへの空爆を続けている。終戦MOUの第1条には「レバノンを含むすべての戦線で、軍事作戦の即時かつ恒久的な終了を宣言する」と盛り込まれた。
イランはこの条項を根拠に、レバノン攻撃は終戦合意違反だとして反発した。これを受け、MOUで合意した米国とイランの追加協議は遅れている。
米国の圧力が強まるなか、イスラエルとヒズボラは米国とカタールの仲介で6月19日に停戦で合意した。停戦は6月19日午後4時に発効した。
それにもかかわらず、イスラエルが再びレバノン空爆に踏み切ったことで、終戦を巡る後続協議の開催に向けた新たな障害となる可能性が大きくなっている。
キム・ジョンウ記者 enyou@hankyung.com

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