概要
- ストラテジーの優先株 STRC が額面を大きく下回り、市場価格型の随時発行(ATM)プログラム が中断されたと伝えた。
- STRCの下落を受け、ストラテジーの主要な ビットコイン購入原資 の一つが事実上使えなくなったとの見方が出ていると伝えた。
- それでも TDコーウェン は、ストラテジーに対する従来の 買い判断 を維持したと明らかにした。
期間別予測トレンドレポート



ストラテジー(Strategy)の優先株「STRC」が額面を大きく下回って推移し、ビットコイン(BTC)の購入資金を調達してきた市場価格型の随時発行(ATM)プログラムが停止した。
6月18日にザ・ブロックが伝えたところによると、STRCは同日の取引時間中に82.50ドルまで下落し、88.59ドルで取引を終えた。前日に続いて2日連続で90ドルを下回って引け、上場後で最も長い下落局面となった。
STRCは、ストラテジーがビットコイン購入資金を確保するために発行した変動金利の永久優先株だ。足元の配当率は12.9%で、額面の100ドル前後で取引されることを前提に設計されている。
ストラテジーは、STRCが額面以上で取引される局面ではATMを通じて新株を発行し、調達した資金でビットコインを買い進めてきた。だが、足元ではSTRCが額面を大きく下回っており、この資金調達の仕組みは止まっている。
ザ・ブロックは、STRCが額面割れで推移しているため、ストラテジーが現在はSTRCを活用したATMプログラムを中断していると報じた。市場関係者は、同社の主要なビットコイン購入原資の一つが事実上ふさがれたとみている。
この日のSTRCの売買高は約1070万株だった。通常の日次平均である340万~350万株の約3倍に達し、投資家の関心が集まった。
もっとも、TDコーウェン(TD Cowen)はストラテジーに対する従来の買い判断を据え置いた。TDコーウェンは、アンドリュー・カン最高財務責任者(CFO)との最近の投資家向け会合の内容を踏まえ、「配当支払いや現金準備、転換社債の管理、必要に応じたビットコイン売却はいずれも、長期的な1株当たりビットコイン価値の最大化に向けた戦略の一部だ」と説明した。
一方、ストラテジーの普通株MSTRは6月18日、4%安の112.53ドルで取引を終えた。

YM Lee
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