「モスクワも燃える」 ウクライナ、開戦後最大のドローン空襲
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ウクライナがロシアの首都モスクワに対し、2022年の開戦以来で最大規模の無人機攻撃を仕掛けた。ロシア全土を狙ったドローン攻撃の規模も過去最大を更新した。双方が首都圏やエネルギー施設への打撃を強め、長距離攻撃の応酬は一段と激化している。

ロシア通信などによると、セルゲイ・ソビャーニン・モスクワ市長は6月18日、ロシアの国家支援メッセンジャーアプリ「MAX(マックス)」で、同日午前0時以降にモスクワへ接近した無人機約180機を無力化したと明らかにした。現地では、モスクワに向かったウクライナの無人機は190機を超えたと伝わっている。
規模は従来の最多を2倍超上回る。ロシアは2025年3月11日、モスクワ周辺の上空で無人機91機を撃墜したと発表していた。ロイター通信は当時、これを開戦後最大規模のモスクワ攻撃と報じていた。
ロシア国防省は、前夜から6月18日にかけて飛来したウクライナの無人機555機を、モスクワのほかアストラハン、ベルゴロド、ブリャンスク、ボルゴグラード、ボロネジ、カルーガ、クルスク、ロストフ、クリミア共和国などで迎撃したと発表した。これまでの最多記録は、2025年3月11日にロシア全土で撃墜した337機だった。日刊紙コメルサントは、6月17日夜から6月18日未明にかけて500機超が撃墜され、このうち194機はモスクワへ接近する途中で迎撃されたと伝えた。
攻撃はエネルギー施設にも集中した。一部のドローンは、モスクワ南東部カポトニャ地区の大規模製油所を再び攻撃したもようだ。ソビャーニン市長は、複数の無人機がモスクワ製油所(MNPZ)を攻撃し、被害の収拾が進んでいると説明した。
この製油所は年間1200万トン超の原油処理能力を持つ。モスクワの燃料市場需要の約40%とガソリンの大半を供給する。ウクライナは6月16日にも同じ施設を長距離ドローンで攻撃した。ロイター通信は当時、工場の稼働が止まったと報じた。
民間施設にも被害が出た。モスクワのショッピングセンター「サドボド」はドローンの残骸落下で損傷した。モスクワ州コテリニキ市のショッピングセンター「ベラヤ・ダーチャ」では火災が発生した。ジュコフスキー市の高層マンションにも無人機が衝突し、住民が避難した。アンドレイ・ボロビヨフ・モスクワ州知事は、子ども3人を含む少なくとも17人が負傷したと述べた。
航空便への影響も広がった。シェレメチェボ、ドモジェドボ、ジュコフスキーなどモスクワ周辺の国際空港では発着が制限された。アエロフロートと子会社のロシア航空は、モスクワ発着の170便超を欠航し、110便超を遅延させた。
ウォロディミル・ゼレンスキー大統領は6月18日、自国の記者団と会い、強硬なメッセージを発した。プーチン大統領がこの戦争を終わらせる気がないなら、ウクライナも黙って座視せず強力に対応するとしたうえで、「ウクライナが燃えるなら、モスクワも燃える」と語った。
ロシアも報復攻撃に乗り出した。ロシア国防省は、ウクライナ軍が使う燃料・エネルギー施設に一斉攻撃を加えたと発表した。キーウ州の燃料・潤滑油の貯蔵施設や、ポルタワ州の製油所が標的になったという。ウクライナメディアは、キーウやスムイ、チェルニヒウなどでも爆発音が聞こえたと伝えた。
キム・デヨン 韓経ドットコム記者 kdy@hankyung.com

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