米AIモデルの統制・輸出制限受け、韓国が国家戦略技術体系を再編
概要
- 米国が アンソロピックの最新人工知能(AI)モデルの統制と輸出制限 に乗り出すなか、韓国でも 技術主権の確保 の重要性が高まっていると明らかにした。
- 政府は 半導体・AI・先端ロボット・エネルギー・バイオ など513の技術を再分類し、10大分野・55の戦略技術体系 に整理したと説明した。
- 戦略技術分野の重点事業を 国家戦略技術研究開発(R&D)事業 に指定し、R&D予算配分・造成の優先検討と企業マッチング比率の緩和 を適用する方針を示した。
期間別予測トレンドレポート


政府、半導体・ロボット・エネルギーなど
重点事業の優先順位を見直し

「米国はアンソロピック(Anthropic)の最新の人工知能(AI)モデルを統制し、輸出も制限している。独自の技術力はこれまでになく重要になっている」
ペ・ギョンフン副首相兼科学技術情報通信部長官は6月18日、ソウル市小公洞のロッテホテルで開いた「国家戦略技術先導NEXTプロジェクト推進大会」でこう述べた。AIモデルが国家の戦略資産となるなか、韓国も技術主権の確保に乗り出すべきだとの認識を示した。
この日の会合は、国家戦略技術の優先順位を議論するために開かれた。AIや半導体、先端ロボット、エネルギー、バイオなどの中核技術が、個別産業の競争力を超え、国家安全保障や供給網、将来の成長基盤を左右する戦略資産に変わっているためだ。政府が「国家戦略技術」の体系を見直すのも、こうした技術主権の確保策の一環に位置づけられる。
科学技術情報通信部は、国家戦略技術育成法など4つの法令に分散していた513の技術を再分類し、19の共通技術分野を抽出した。これを10大分野・55の戦略技術体系に整理した。関係省庁が共通で活用できる戦略技術の管理体系を整える狙いがある。
政府は10大分野の重点事業を「国家戦略技術研究開発(R&D)事業」に年末ごろ指定する方針だ。R&D予算の配分・造成で優先的に検討するほか、企業のマッチング比率も緩和する。
パク・ホングン企画予算処長官は「技術がそのまま国家競争力になる時代だ」と指摘した。「今回の体系整備は単なるリスト化にとどまらない。国家の力をどこに集中させるかという道標を立てる作業だ」と強調した。
政府は技術を選定するだけで終わらせず、省庁ごとの事業と民間需要を一体で束ね、産業の現場で成果が出るよう支援する方針だ。
イ・ヨンエ記者 0ae@hankyung.com

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