ウィンターミュート「ビットコインは底ではない ETFなどへの資金流入がカギ」
JOON HYOUNG LEE
概要
- ウィンターミュートは、ビットコインが6万ドル台前半でリスク対比のリターンが魅力的な一方、まだ底打ちしていないと指摘した。
- 5万ドル台まで下落する可能性に言及し、現物ETFとステーブルコインへの資金流入が相場の転換点を見極めるカギだと強調した。
- 現時点ではこうした資金流入のシグナルは表れておらず、短期的な反発を無条件に追う意味は乏しいと指摘した。
期間別予測トレンドレポート



暗号資産マーケットメイカーのウィンターミュートは、ビットコイン(BTC)相場がなお底を打っていないとの見方を示した。
ブロックビッツが6月17日に伝えた。ウィンターミュートは週次リポートで、米国とイランの停戦を受けて市場のリスク選好姿勢が持ち直したと分析した。
そのうえで、ビットコインは6万ドル台前半でリスク対比のリターンが魅力的な局面に入ったと指摘した。急落の反復で短期投資家が離れ、保有構造はより強い確信を持つ投資家中心に組み替わったと説明した。
もっとも、底打ちとみるのはなお難しいという。状況が実際に改善するまでは、ビットコインが5万ドル台まで下落する可能性も排除できないと付け加えた。
相場の転換点を見極めるうえでは、資金流入の勢いが重要だと強調した。前回のサイクルでも、ビットコイン現物上場投資信託(ETF)とステーブルコインへの資金流入が継続的に増えた時期が転換点と重なったとしている。
ただ、足元ではこうしたシグナルはまだ出ていないとし、短期的な反発を無条件に追うのは意味がないとくぎを刺した。
短期的な変数としては、今週予定される米連邦準備制度理事会(Fed)の金利決定後のケビン・ウォーシュ議長の発言を挙げた。ウォーシュ議長がハト派寄りの発言をすれば、暗号資産市場の追い風になる可能性が高いとみている。
もう一つの変数は、6月19日に予定される米国とイランの終戦了解覚書(MOU)の署名式だ。ウィンターミュートは、この署名式が暗号資産市場の短期的な方向感を左右する重要な材料になるとみている。

JOON HYOUNG LEE
gilson@bloomingbit.ioCrypto Journalist based in Seoul
