ビットゴ、MiCA対応インフラ提供 ライセンスなしでもウォレット連携
JOON HYOUNG LEE
概要
- ビットゴ・ヨーロッパは、ドイツ連邦金融監督庁(BaFin)のライセンスに基づき、欧州の暗号資産企業に「サービス型暗号資産(Crypto-as-a-Service)」を提供すると発表した。
- MiCA ライセンスを持たないウォレット事業者でも、ビットゴのウォレットインフラと連携して事業を継続できる。MiCA基準に沿った顧客確認(KYC)手続きは必要になる。
- MiCA体制への移行期限が迫り無認可事業者への退出圧力が強まるなか、ビットゴのインフラを活用しつつ、別途ライセンス申請を並行できると説明した。
期間別予測トレンドレポート



米暗号資産カストディー大手のビットゴ(BitGo)が、欧州の暗号資産企業向けにMiCA(暗号資産市場規制)対応インフラを提供する。
コインデスクが6月17日に伝えた。ビットゴの欧州法人ビットゴ・ヨーロッパは同日、ドイツ連邦金融監督庁(BaFin)のライセンスに基づき、自社の「サービス型暗号資産(Crypto-as-a-Service)」を欧州の暗号資産企業に提供すると発表した。
このサービスを使えば、欧州の暗号資産企業はMiCAの枠組みに沿って事業を継続できる。MiCAライセンスをまだ取得していないウォレット事業者でも、ビットゴのウォレットインフラと連携して事業を続けられるという。
最高経営責任者(CEO)のマイク・ベルシェ氏は、MiCAライセンスを持たないウォレット事業者について、ビットゴに参加すれば既存のウォレットをビットゴのウォレットと容易に連携できると説明した。そのうえで、MiCA基準に沿った顧客確認(KYC)手続きは必要だと付け加えた。
今回のサービスは、MiCA体制への移行期限が6月末に迫り、無認可事業者への退出圧力が強まっていることを受けた措置だ。MiCA導入前に事業認可を受けた欧州の暗号資産企業の約75%は、最終期限を過ぎると認可資格を失う見通しだ。
ビットゴは、暗号資産企業が同社のインフラを活用しながら、別途ライセンス申請を進めることも可能だとしている。認可手続きと外部インフラとの連携を並行できるという。

JOON HYOUNG LEE
gilson@bloomingbit.ioCrypto Journalist based in Seoul
