バイナンス、EUでのサービス停止に備え ギリシャのMiCA認可なお不透明
Minseung Kang
期間別予測トレンドレポート



バイナンス(Binance)が欧州連合(EU)域内でのサービス停止の可能性を想定していることが分かった。EUの暗号資産規制「MiCA」の認可期限が迫るなか、ギリシャ金融当局による承認の可否がなお固まっていないためだ。
ブルームバーグが6月16日に報じた。バイナンスはEU域内の顧客向けサービスの提供を停止する事態に備えている。バイナンスは2025年にギリシャ金融当局へMiCAライセンスを申請したが、まだ承認を得ていない。
MiCAの枠組みでは、暗号資産事業者がEU域内でサービス提供を続けるには、少なくとも1つの加盟国で認可を得る必要がある。期限は7月に予定されており、認可を得られなければ同地域での事業を整理する必要が生じる可能性がある。
バイナンスのエレノア・ヒューズ最高法務責任者(CLO)はブルームバーグのインタビューで、ギリシャ資本市場委員会から申請却下の「正式な通知は受けていない」と述べた。
一方で、バイナンスは最終的な結果にかかわらず、利用者への影響を抑える方針だ。ヒューズCLOは「私たちの優先事項は、利用者に生じうる混乱や不当な不利益を最小限に抑え、利用者が公正に扱われるようにすることだ」と語った。
ブルームバーグは、バイナンスが早ければ6月16日にも、EUの顧客に地域サービス停止の可能性を案内する計画だと伝えた。
バイナンスはこれに先立ち、EUでMiCA認可を得るための関連要件は満たしているとの立場を示していた。市場では、ギリシャでの認可の可否が同社の欧州事業の継続を左右する主要な変数になっている。

Minseung Kang
minriver@bloomingbit.ioBlockchain journalist | Writer of Trade Now & Altcoin Now, must-read content for investors.
