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ブラックロック、カバードコール型ビットコインETFを投入 月次のオプション収益狙う

出典
Minseung Kang

概要

  • ブラックロックは、ビットコイン現物とiシェアーズ・ビットコイン・トラスト(IBIT)に投資しつつ、コールオプションの売却でオプションプレミアムの獲得を狙うiシェアーズ・ビットコイン・プレミアム・インカムETF(BITA)を投入した。
  • BITAは、IBIT保有分の約25〜35%%についてコールオプションを売却し、月次のオプションプレミアム収益を生み出して投資家に分配する仕組みだ。
  • BITAはナスダックで取引され、運用報酬は0.65%%で、既存のインカム型ビットコインETFより低い水準に設定された。ビットコインETF市場の商品多様化を示す事例でもある。

期間別予測トレンドレポート

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写真:Shutterstock
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ブラックロックは、オプションプレミアム収入を得るビットコイン(BTC)上場投資信託(ETF)を投入した。ビットコインの価格連動を維持しつつ、保有分の一部でコールオプションを売却し、月次の収益獲得を狙う仕組みだ。

暗号資産メディアのザ・ブロックが6月16日に伝えたところによると、ブラックロックは「iシェアーズ・ビットコイン・プレミアム・インカムETF(BITA)」を投入した。

BITAは、ビットコイン現物と、ブラックロックの主力ビットコイン現物ETFである「iシェアーズ・ビットコイン・トラスト(IBIT)」を通じてビットコインに投資する。同時に、IBIT保有分の約25〜35%についてコールオプションを売却し、オプションプレミアム収入を生み出して投資家に分配する。

ブラックロックのデジタル資産部門責任者、ロバート・ミッチニック氏は「顧客の相当数はビットコインに関心を持つ一方、収益創出にも強い関心を示している」と述べた。BITAはこうした需要に対応して設計した商品だという。

同氏は、投資家がビットコイン上昇の大半の恩恵を維持しながら、ETFの仕組みを通じて潜在的な収益を得られると説明した。

カバードコールは、原資産を保有したまま、その一部についてコールオプションを売却してプレミアムを受け取る戦略だ。相場がもみ合う局面や緩やかな上昇局面では、オプションプレミアムが利回りを押し上げうる。一方、強い上昇相場では、オプションを売却した部分の追加的な値上がり益は制限される。

ビットコインはイーサリアム(ETH)やソラナ(SOL)のように、ステーキングを通じて独自の収益を生み出すことができない。このため足元のビットコインETF市場では、カバードコール戦略を使ったインカム型商品の投入が増えている。

ゴールドマン・サックスも4月、部分的なカバードコール戦略を活用するビットコイン・プレミアム・インカムETFの投入を申請していた。ザ・ブロックは、BITAがゴールドマン・サックスのビットコイン・インカムETFより先に市場に出たと報じた。

ブラックロックによると、IBITオプションの日次平均売買代金は37億ドルで、オプション商品全体の上位1%に入る。BITAはナスダックで取引され、運用報酬は0.65%だ。IBITの0.25%は上回るが、既存のインカム型ビットコインETFよりは低い水準に設定した。

ブラックロックのグローバル・プロダクト・ソリューションズ米州部門のジェシカ・タン氏は「BITAのような戦略を大規模に提供するには、ETFとオプションに関する深い専門性、厳格なリスク管理、機関投資家向けのインフラが必要だ」と語った。

BITAの投入は、ビットコインETF市場の商品多様化を映す事例といえそうだ。単純な価格連動型ETFにとどまらず、月次収益、オプションプレミアム、ボラティリティー戦略を組み合わせた商品が増え、機関投資家と個人投資家の選択肢は広がっている。

Minseung Kang

Minseung Kang

minriver@bloomingbit.ioBlockchain journalist | Writer of Trade Now & Altcoin Now, must-read content for investors.
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