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ゴールドマン、原油取引正常化を7月末に前倒し ブレント見通し90ドルから80ドルへ

出典
Korea Economic Daily

概要

  • ゴールドマン・サックスは、米国とイランのホルムズ海峡再開合意を受け、ペルシャ湾の原油取引の回復時期を1カ月前倒しし、7月末と見込んだ。
  • ゴールドマン・サックスは、2026年10〜12月期のブレント原油平均価格見通しを1バレル90ドルから80ドルに、2027年見通しを80ドルから75ドルにそれぞれ引き下げた。
  • ゴールドマン・サックスは、サウジアラビアとアラブ首長国連邦の増産やイラン産原油への制裁緩和があれば、2027年の世界の原油供給過剰が日量320万バレルに達しうる一方、ブレント原油は1バレル75ドル水準を維持すると予測した。

期間別予測トレンドレポート

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写真:Shutterstock
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ゴールドマン・サックスは、米国とイランがホルムズ海峡の再開で合意したことを受け、ペルシャ湾の原油取引が回復する時期を従来想定より1カ月早い7月末と見込んだ。あわせて、今年の原油価格見通しも引き下げた。

ゴールドマン・サックスは6月16日、国際指標のブレント原油の2026年10〜12月期の平均価格を1バレル80ドルと予想した。従来見通しの90ドルから10ドル引き下げた。2027年のブレント原油の価格見通しも80ドルから75ドルに下方修正した。米国産標準油種のWTIについては、2026年10〜12月期を75ドル、2027年を70ドルと見込む。

今回の合意により、ペルシャ湾の石油輸出が戦争前の水準に正常化する時期は、従来の8月末から7月末へ1カ月前倒しになった。この地域の石油生産量も10月までに戦争前の水準を回復すると予測した。

ゴールドマン・サックスは、ホルムズ海峡を通る原油輸送量が現在より日量1200万バレル増えれば、戦争前水準の70%まで回復すると試算した。

さらに2027年には、原油の追加供給が生じる可能性があるとした。サウジアラビアとアラブ首長国連邦が戦争前より増産して経済協力開発機構(OECD)加盟国の減少した在庫を補う場合や、イラン産原油への制裁が緩和される場合を想定している。この場合、2027年の世界の原油供給過剰は日量320万バレルに達する可能性があると分析した。

それでもブレント原油価格は、長期的な適正価格とみる1バレル75ドルの水準を維持すると予測した。上半期に多くの国で原油在庫が大幅に減少したことに加え、各国政府が備蓄に動く可能性もあるため、在庫が完全に回復する可能性は低いとみている。地政学リスクのプレミアムも、価格の下値を支える要因になると指摘した。

トランプ大統領とイラン側の交渉代表は6月16日、不安定な休戦を60日延長し、ホルムズ海峡を再開放することで合意文書に署名した。これを受け、エネルギーショックが終息するとの期待が強まった。

この日のブレント原油は5%超下落し、3月4日以来の安値で取引を終えた。

発表後は楽観的な見方が広がっているが、了解覚書の詳細はまだ公表されていない。署名式は6月19日にスイス・ジュネーブで開かれる予定で、J・D・バンス米副大統領とモハンマド・バゲル・ガリバフ氏が出席する見通しだ。

ただ、ゴールドマン・サックスのアナリストは、域内で敵対行為が再開する可能性や、機雷除去作業で航行再開が遅れる可能性、核協議が行き詰まってイランが再び海峡を封鎖する可能性など、リスク要因はなお残ると指摘した。

キム・ジョンア客員記者 kja@hankyung.com

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