コインベースCEO、ビットコインは6万ドル前後で底打ちの可能性
概要
- アームストロングCEOは、ビットコインが6万ドル前後で底を形成した可能性が高いとしつつ、誰も確信は持てないと述べた。
- アームストロングCEOは、ビットコインを新たなデジタルゴールドとみて長期保有しており、2030年には価格が現在を大きく上回ると予想していると明らかにした。
- 市場では、ビットコインの6万ドル前後での短期的な底入れ期待が高まった一方、ETFの資金フロー、売買高の回復、マクロ経済環境の安定が本格回復の確認に必要だとの見方が出ている。
期間別予測トレンドレポート



ブライアン・アームストロング米コインベース(Coinbase)最高経営責任者(CEO)は、ビットコイン(BTC)が6万ドル前後で底を付けた可能性があるとの見方を示した。一方で、確実なことは誰にも分からないとして慎重な姿勢も示した。
コインデスクが6月15日に伝えたところによると、アームストロングCEOは同日、X(旧ツイッター)に投稿した動画で「私の直感では、ビットコインはすでに底を打った可能性が高い」と語った。その水準については「おそらく6万ドル前後だろうが、誰にも確かなことは言えない」と付け加えた。
アームストロングCEOは、ビットコインに対する長期の強気見通しを維持しているとも明らかにした。ビットコインを「新たなデジタルゴールド」と位置づけ、自身も長期保有していると説明したうえで、2030年には価格が現在を大きく上回るとの見通しを示した。
ビットコインは6月15日、6万6000ドルを上回って推移し、24時間ベースで約3%上昇した。米国とイランがホルムズ海峡の再開を含む合意に達したとの報道を受け、リスク資産への投資心理が一部持ち直したことが背景にある。ビットコインは6月5日に5万9743ドル近辺まで下落し、2024年10月以来の安値を付けた後、反発した。
アームストロングCEOは、ビットコインの4年ごとの半減期サイクルにも触れ、足元の調整局面を判断する材料の一つに挙げた。ビットコインは過去、半減期を軸に強気相場と弱気相場を繰り返してきた。現在の価格は、2025年10月に記録した過去最高値の12万6000ドル前後と比べると、約50%低い水準にある。
同CEOは6月5日にも、ビットコイン価格の下落が暗号資産市場全体の体力を覆い隠していると指摘していた。当時は「デリバティブ、ステーブルコイン、予測市場はいずれも成長している」としたうえで、「それが市場に反映されるまでには時間がかかる」と述べた。
もっとも、市場では6万ドル前後が価格の底になる可能性と、上昇トレンドの回復確認は別問題だとの指摘もある。コインデスクはクリプトクアントの分析を引用し、ビットコインが実現価格の約5万3600ドルに近い歴史的な価値圏に入った一方、需要環境はなお弱く、上場投資信託(ETF)の資金フローもまだ安定していないと伝えた。
ビットコインが6万ドルを下回った後に急速に持ち直したことで、市場では短期的な底入れ期待が強まっている。ただ、本格的な回復を確認するには、ETFの資金フロー改善に加え、売買高の回復とマクロ経済環境の安定が必要だとみられている。

Minseung Kang
minriver@bloomingbit.ioBlockchain journalist | Writer of Trade Now & Altcoin Now, must-read content for investors.
