テスラ、韓国企業との連携拡大 サムスン電機・LGエナジーソリューションなど
概要
- テスラが 電気自動車、エネルギー貯蔵システム(ESS)、ヒューマノイドロボット の主要事業パートナーに韓国企業を相次いで選んでいると伝えた。
- テスラが CATL など中国の LFP電池 への依存を引き下げるなか、LGエナジーソリューション、サムスンSDI など韓国の二次電池企業が供給網での協力を拡大しているとした。
- テスラの 完全自動運転(FSD)、オプティマス、OLEDディスプレー など車載電子・ディスプレー分野でも、サムスン電機、LGイノテック、LGディスプレー、サムスンディスプレーの存在感が強まっていると伝えた。
期間別予測トレンドレポート



イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)率いるテスラが、サムスン電子だけでなく二次電池や車載電子分野でも韓国企業との協力を広げている。電気自動車、エネルギー貯蔵システム(ESS)、ヒューマノイドロボットの主要事業で、韓国企業を相次いでパートナーに選んでいるためだ。米中対立の長期化を受け、韓国企業はテスラの生態系を支える中核パートナーに浮上している。
6月15日に業界関係者が明らかにしたところによると、テスラはサムスン、LGの主要な電子・電池子会社と、ハードウエア全般で供給網の協力を急速に拡大している。とりわけ目立つのが電池分野だ。LGエナジーソリューション(LG Energy Solution)は2025年、テスラと電気自動車向け角形リン酸鉄リチウム(LFP)電池の供給契約を結んだのに続き、ESS向け電池にも協力範囲を広げた。サムスンSDIもテスラにESS向け電池を供給しているとみられる。米国の対中関税を背景に、テスラがCATLなど中国勢のLFP電池への依存を大幅に引き下げるなか、韓国勢がその隙間を埋めている。
将来のモビリティーやロボティクスの競争力を左右する車載部品でも、韓国部品メーカーの存在感が強まっている。テスラの完全自動運転(FSD)の中核で「目」の役割を担うカメラモジュールでは、サムスン電機とLGイノテックが強固な協力関係を維持している。両社は電気自動車向けに加え、テスラが開発中のヒューマノイドロボット「オプティマス」向けカメラモジュールにも納入ラインを広げている。
ディスプレー業界にもテスラ需要の追い風が及んでいる。LGディスプレー(LG Display)はテスラの電気自動車向けに高性能OLED(有機EL)ディスプレーを供給している。サムスンディスプレー(Samsung Display)は最近、オプティマス向けディスプレーの供給を推進しており、テスラのバリューチェーン入りを狙う。
業界関係者は「マスクCEOが描く自動運転やロボットなど大きな将来構想で、韓国企業のハードウエア競争力は不可欠な要素になった」と語った。そのうえで「厳しい品質基準を通過しただけに、今後はほかのビッグテックでも韓国製の電池や部品の採用比率が急速に高まるだろう」との見通しを示した。
キム・チェヨン記者 why29@hankyung.com

Korea Economic Daily
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