概要
- JD・バンス米副大統領は、ホルムズ海峡が長期にわたって開放され、自由航行が維持されるとの見通しを示した。
- 市場では、ホルムズ海峡の通航正常化が進めば、原油供給の混乱懸念が和らぎ、原油価格の安定とインフレ負担の軽減にプラスに働くとみている。
- ただ、細部調整に加え、最終合意文の公表と署名式の実施有無が、リスク資産の投資家心理を左右する追加変数になる見通しだ。
期間別予測トレンドレポート



JD・バンス米副大統領は、ホルムズ海峡が長期にわたって開放されるとの見通しを示した。米国とイランの合意を巡る詳細の詰めが続くなか、合意文を今週中に公表できるとの期待も示した。
バンス副大統領は6月15日、海外経済ニュース速報チャンネルのウォルター・ブルームバーグで「ホルムズ海峡は長期間にわたって開放される」と語った。長期的にも自由航行が維持されるとの認識を明らかにした。
バンス副大統領はCNBCのインタビューで、ホルムズ海峡を通る船舶の往来はすでに増えていると説明した。ホルムズ海峡は中東産の原油や液化天然ガス(LNG)が通過する主要海上輸送路だ。米国とイランの対立が激化していた間、市場は海峡封鎖や通航制限の可能性を主要リスクとして織り込んできた。
同副大統領は、イランとの合意に2段階の検証手続きが盛り込まれると述べた。「まだ詰めるべき細部は多い」としたうえで、「テヘランがどこまで譲歩する意思があるのか見極める」と話した。
さらに「今週中に合意文を公表できることを期待している」と語った。今週金曜日の署名式には、イラン側の代表団が幅広く出席するとの見通しも示した。
一方、市場ではホルムズ海峡の通航正常化が続けば、原油供給の混乱懸念は和らぐとみている。原油価格の安定やインフレ負担の軽減にもプラスに働く可能性がある。ただ、バンス副大統領が細部の調整はなお残っていると説明しただけに、最終的な合意文の公表と署名式の実施が、リスク資産への投資家心理を左右する追加材料となる見通しだ。

Minseung Kang
minriver@bloomingbit.ioBlockchain journalist | Writer of Trade Now & Altcoin Now, must-read content for investors.
