Loading IndicatorLoading Indicator

ビットコイン、6万5000ドル反発でも売り圧力続く 「過去の底値圏とはなお距離」

出典
Minseung Kang

概要

  • ビットコインは6万ドル線近辺で反発したが、オンチェーン指標を見る限り、まだ市場の底打ちを断定するのは難しい。
  • オンチェーンアナリストは、採掘業者の収益性悪化やリスク選好指標の低迷、なお残る売り圧力を踏まえると、市場全体への圧力が解消したとは言いにくいと指摘した。
  • 同氏はプエル・マルチプルを根拠に、現在の市場は過去サイクルの底値圏とはなお距離があり、トレンド回復には追加の確認が必要だとした。

期間別予測トレンドレポート

Loading IndicatorLoading Indicator
写真:Shutterstock
写真:Shutterstock

ビットコイン(BTC)は6万ドル近辺から反発したが、オンチェーン指標を見る限り、市場が底を打ったと判断するのはなお難しい。ショートポジションの清算に伴うテクニカルな反発はあったものの、採掘業者の収益性や売り圧力を示す指標は引き続き重荷となっている。

オンチェーンアナリストのアクセル・アドラー・ジュニア氏は6月15日、X(旧ツイッター)で「スペースXの時価総額がビットコインを上回るなか、採掘業者はストレス局面に入りつつある」と述べた。

同氏は、ビットコイン市場のリスク選好指標がこの1週間を通じて赤色圏にとどまったと分析した。取引所の純流入指標はマイナス2万900BTCだったが、売り圧力はなお残っていると指摘した。

取引所への純流入がマイナスだったことは、取引所から外部ウォレットへ流出したビットコインの方が多かったことを意味する。一般には売り圧力の緩和要因と受け止められる。ただ、採掘業者の収益悪化とリスク選好指標の低迷をあわせてみると、市場全体への圧力が解消したとは言い切れない。

足元のビットコインは6万ドル近辺でショートポジションの清算を伴って反発した。売り持ちの強制清算で短期の買いが入り、価格も急速に持ち直した。ただ、この反発がトレンド転換なのか、それとも下落局面での一時的な戻りなのかは、なお見極めが必要だ。

アドラー氏は「プエル・マルチプル」を根拠に、現在の市場は過去サイクルの底値圏とはなお距離があると評価した。プエル・マルチプルは、ビットコイン採掘業者の日次収益を長期平均と比較し、採掘業者の収益性や市場の過熱・低迷の度合いを測る指標だ。

過去のビットコイン相場では、採掘業者の収益性が大きく悪化し、プエル・マルチプルが低水準まで低下した局面で主要な底値を付けるケースが多かった。今回の分析は、足元の調整が深かったにもかかわらず、採掘業者の投げ売りや典型的なサイクル底打ちのシグナルがまだ十分に現れていないことを示している。

市場では、米国とイランの緊張緩和への期待とショート清算が重なり、ビットコインは短期反発した。ただ、オンチェーン指標が相場の回復基調を裏付けるかどうかは、なお確認が必要だ。

Minseung Kang

Minseung Kang

minriver@bloomingbit.ioBlockchain journalist | Writer of Trade Now & Altcoin Now, must-read content for investors.
hot_people_entry_banner in news detail bottom articleshot_people_entry_banner in news detail mobile bottom articles

このニュース、どう思いますか?








PiCKニュース