【分析】イーサリアム、バイナンスで売り優勢続く 追加下落圧力の可能性
期間別予測トレンドレポート



イーサリアム(ETH)が足元で軟調に推移するなか、バイナンスの現物市場では売り圧力がなお優勢との見方を、オンチェーン分析会社クリプトクアントの寄稿者アラブチェーンが示した。
アラブチェーンは6月15日、「バイナンスのイーサリアム累積出来高デルタ(CVD、Cumulative Volume Delta)モメンタム指標が継続的な売り圧力を示している」と分析した。
CVDは、成り行き買い注文と成り行き売り注文の差を累積して算出する指標。一般にCVDが低下すると、売り注文が買い注文を上回っていることを意味する。
同氏によると、バイナンスのイーサリアムCVDは足元でマイナス8400ETH前後まで低下した。最近のETH価格が1670ドル近辺まで下落した局面と重なっているという。
同氏は「4月と5月のイーサリアム価格は2200ドル超を維持していたが、6月に入って状況は変わった」と指摘した。価格下落とともにCVDも急速に悪化しており、実際の売り圧力が強まっていることを示していると説明した。
価格とCVDの30日移動相関係数は0.82前後を記録している。注文フローの変化が価格変動に強い影響を及ぼしていることを示す数値で、足元のCVDの動向は今後のイーサリアム相場の方向性を測る主要指標になり得るという。
同氏は「現在のデータは、バイナンスのトレーダーのリスク回避姿勢と様子見姿勢を反映している」と述べた。CVDがマイナス圏にとどまり続ければ、イーサリアムは一段の変動性と下押し圧力にさらされる可能性があるとみている。
一方で、「今後CVDが上昇基調に転じれば、買いの回帰と投資家心理の改善を意味し得る」とも付け加えた。イーサリアム価格の安定化や、新たな反発局面の初期シグナルになり得るとしている。

Suehyeon Lee
shlee@bloomingbit.ioI'm reporter Suehyeon Lee, your Web3 Moderator.
