期間別予測トレンドレポート


国際原油は2%前後上昇
半導体株が軟調

米国とイランの軍事的緊張が再び高まり、6月10日のニューヨーク株式市場では主要3指数がそろって下落した。
ニューヨーク証券取引所(NYSE)でダウ工業株30種平均は前日比953.33ドル(1.87%)安の4万9918.78ドルで終えた。S&P500種株価指数は119.66ポイント(1.62%)下げて7266.99、ハイテク株中心のナスダック総合株価指数は509.32ポイント(1.98%)安の2万5169.50で引けた。
中東情勢の悪化が投資家心理を冷やした。ドナルド・トランプ米大統領は6月10日、トゥルース・ソーシャルで「イランをさらに強く攻撃する」と表明した。これに対し、イランのマスード・ペゼシュキアン大統領も対抗方針を明らかにし、緊張が一段と高まった。
両国の軍事衝突への警戒から、国際原油相場は上昇した。8月物の北海ブレント先物は1.80%高の1バレル93.10ドル、7月物の米国産標準油種WTI先物は2.07%上昇し、90.03ドルで取引を終えた。
このところ相場上昇をけん引してきた半導体株や人工知能(AI)関連銘柄は再び大きく売られた。エヌビディアは3.4%下落し、マイクロンも4.7%安となった。フィラデルフィア半導体株指数は3.6%下げた。
とりわけAIサーバー製造のスーパー・マイクロ・コンピューター(SMCI)は、部品購入資金を調達するため70億ドル規模の株式発行計画を発表した後、23.1%急落した。
6月12日に予定されるスペースXの新規株式公開(IPO)を前に、投資家が現金確保のためハイテク株の持ち高を減らしているとの分析もある。
6月10日午前に発表された米国の5月消費者物価指数(CPI)は市場予想に沿った。5月のCPIは前年同月比4.2%上昇し、2023年4月以来の高い伸び率となった。エネルギーと食品を除くコアCPIは前年同月比2.9%、前月比0.2%上昇し、いずれも市場予想を下回った。
ノースライト・アセット・マネジメントのクリス・ザカレリ最高投資責任者(CIO)は「現在のような中東の緊張が続くか、一段と悪化すれば、市場の楽観的なインフレ見通しは外れるだろう」と指摘した。そのうえで「エネルギー価格の上昇が物価低下の流れを妨げる可能性がある」と語った。
コ・ジョンサム 韓経ドットコム記者 jsk@hankyung.com

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