概要
- 米CFTCは予測市場に関する新規則を正式に提案し、明白な相場操縦の恐れがある契約を除くスポーツ関連契約を認める方針だ。
- 新規則では、公益に反する、または相場操縦される可能性が高い予測ベットに加え、選手の負傷や初球ベット、戦争・テロ・暗殺関連のベットの大半が禁止対象になる可能性が高い。
- CFTCは、予測市場契約の類型を事案ごとに審査する際の判断要素を示し、持続可能で透明な基準を整えるため公開意見を募集すると明らかにした。
期間別予測トレンドレポート



米政府が予測市場を巡る新たな規則づくりに乗り出す。
米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は6月10日、米商品先物取引委員会(CFTC)が同日、予測市場に関する新規則を正式に提案する計画だと報じた。新規則の柱は、明白な相場操縦の恐れがある契約を除き、スポーツ関連の契約を認める点にある。
WSJによると、CFTCは公益に反する、または相場操縦される可能性が高い予測ベットを遮断できる権限の確保を目指す。特定の個人が結果に過度な影響を及ぼし得る場合などを想定している。
一部のスポーツ契約は制限される公算が大きい。WSJは、選手の負傷や「初球ベット(first-pitch gambling)」を代表例に挙げた。戦争やテロ、暗殺に関するベットも、公益に反するとの理由から大半が禁じられる可能性が高い。
もっとも、今回の規則は予測市場契約を全面的に禁じるものではない。CFTCは新規則を通じ、予測市場契約の類型を事案ごとに審査する際の判断要素を示す方針だ。
CFTCは今回の規則案について公開意見の募集に入る。マイケル・セリックCFTC委員長は同日、Xで「予測市場契約を評価するための体系的な枠組みについて公開意見を募る」と投稿した。そのうえで「今回の提案は、持続可能で透明性の高い基準を整えると同時に、正当な市場が公益にかなう範囲で運営を続けられるようにすることを目的としている」と説明した。

JOON HYOUNG LEE
gilson@bloomingbit.ioCrypto Journalist based in Seoul
