イラン、湾岸諸国に米・イスラエルの攻撃阻止求める
概要
- イラン外務省は、湾岸諸国には米国とイスラエルの攻撃を阻止する法的・道徳的責任があると表明した。
- 米国はアパッチヘリ撃墜を受け、イラン国内の約20カ所を空爆したと伝えた。
- イラン革命防衛隊は、ヨルダンのアルアズラク米空軍基地など湾岸地域の21目標を長距離ミサイルとドローンで攻撃し、敵対行為が続けば「より強力な対応」を取ると表明した。
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米軍のアパッチヘリコプター撃墜をきっかけに米国と報復の応酬を続けるイランが、湾岸諸国に対し、米国とイスラエルの攻撃を阻止する責任があると主張した。
イラン外務省は6月10日(現地時間)の声明で「この地域のすべての国には、米国とイスラエルがイランに対する敵対行為を計画し、組織し、実行するために、自国の領土や施設を使うのを防ぐ法的・道徳的責任があることを改めて明確にする」と強調した。
声明は、イランが米国の報復攻撃後に中東の米軍主要施設への再報復に踏み切った後に出た。米国の攻撃に中東の米軍基地などが使われる事態を容認しない姿勢を示した形だ。
これに先立ち米国は、6月8日に米陸軍所属のアパッチヘリがホルムズ海峡近くで撃墜されたことを受け、責任を問うとして6月9日にイラン国内の複数地点を空爆した。
米中央軍によると、攻撃は6月9日午後5時(韓国時間6月10日午前6時)に始まった。イランのメフル通信は、南部沿岸都市シリクとホルムズ海峡近くのバンダルアッバース、ゲシュムで爆発音が聞こえたと報じた。
米当局者はロイター通信に、米軍がイラン国内の約20カ所を対象に攻撃したと明らかにした。
米国は今回の攻撃を自衛権の行使と位置づけたが、イランは直ちに再報復に動いた。ロイター通信によると、イラン革命防衛隊は同日、ヨルダンのアルアズラク米空軍基地を含む湾岸地域の21目標を攻撃したと発表した。
革命防衛隊は、アルアズラク米空軍基地ではF35戦闘機の格納庫や指揮統制センターなど4カ所を標的に長距離ミサイル攻撃を実施したと説明した。
さらに、バーレーンに駐留する米第5艦隊とクウェートのアリ・アル・サレム基地もドローンで攻撃したとし、敵対行為が続けば「より強力な対応」を取ると威嚇した。
ヨルダン軍は、イランからアルアズラク基地に向けて発射されたミサイル5発を迎撃したと発表した。迎撃したミサイルの残骸がヨルダン領内に落下したものの、人的・物的被害はなかったという。
クウェートも、自国の防空システムが飛行目標を迎撃したとし、市民に安全指針の順守を呼びかけた。
コ・ジョンサム 韓経ドットコム記者 jsk@hankyung.com

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