概要
- イラン大統領は軍事対応と交渉を並行して進める考えを示し、中東情勢の不確実性が続いていることを明らかにした。
- 市場では、イランの姿勢を受けて中東情勢の不確実性は完全には解消していないとみている。
- 停戦交渉の進展の有無やレバノン戦線の緊張、封鎖措置の維持の有無が、国際原油相場とリスク資産の投資家心理に影響する見通しだ。

イランのマスード・ペゼシュキアン大統領は、軍事対応と交渉を並行して進める考えを示した。イスラエルに対する軍事作戦の終了を表明した後も、安全保障や交渉条件では後退しない姿勢をにじませている。
暗号資産専門メディアのオデイリーが6月8日に伝えたところによると、ペゼシュキアン大統領は「われわれは戦場を放棄しておらず、交渉のテーブルからも離れていない」と述べた。
同氏は、イランの最優先課題は国家安全保障と国民の平和だと説明した。そのうえで、国家の権利は権威を持って守るとし、いかなる脅威にも退かないと強調した。
この発言は、イラン軍がイスラエルに対する軍事作戦の終了を宣言した後に出た。ただ、イラン軍はイスラエルがレバノンへの攻撃を再開した場合、より強力な報復措置を取ると警告している。
市場では、イランが交渉の可能性を残しながら軍事対応の余地も維持しているため、中東情勢の不確実性はなお解消していないと受け止められている。停戦交渉が進展するかどうかに加え、レバノン戦線の緊張や封鎖措置の維持が、国際原油相場とリスク資産の投資家心理に影響する見通しだ。

Minseung Kang
minriver@bloomingbit.ioBlockchain journalist | Writer of Trade Now & Altcoin Now, must-read content for investors.


