Loading IndicatorLoading Indicator

主要取引所のビットコイン保有増でも純流出に転換、出金圧力は1日4100BTC超

出典
Minseung Kang

概要

  • 主要取引所のビットコイン保有量は30日移動平均線を上回ったが、足元の純フローは急速に流出へ転じた。
  • 調整後の7日平均純フローは1日あたりプラス224BTCからマイナス3958BTCへ変化し、短期間で1日あたり4100BTC超の出金圧力が拡大した。
  • 取引所の保有量増加純流出への転換が食い違っており、短期の売り圧力と中長期の供給吸収の流れをあわせて確認する必要がある。

期間別予測トレンドレポート

Loading IndicatorLoading Indicator
写真:クリプトクアントのクイックテイク
写真:クリプトクアントのクイックテイク

主要な暗号資産(仮想通貨)取引所のビットコイン保有量が短期の基準線を上回った一方、実際の純フローは流出方向に転じたことが分かった。表面上の保有量増加だけで売り圧力の拡大を断定するのは難しい。

クリプトクアントのクイックテイク寄稿者クレイジーブロックは6月8日、「ビットコインの取引所保有量が5月11日に再び30日移動平均線を上回った」と分析した。取引所保有量がしばらくトレンドを下回っていた局面が終わったことを意味する。

6月8日時点の取引所全体のビットコイン保有量は約272万BTCだった。4月25日に付けた今回サイクルの安値より約6万2600BTC多く、増加率は約2.36%となる。

見かけ上は、ビットコイン供給が再び取引所に流入しているように映る。取引所保有量の増加は、過去には潜在的な売り圧力拡大のシグナルと受け止められることが多かった。

ただ、足元の純フローは別の方向を示す。クレイジーブロックは、調整後の7日平均純フローが直近1週間で急速にマイナス圏へ転じたと説明した。直前の7日平均純フローは1日あたりプラス224BTCと中立に近かったが、足元では1日あたりマイナス3958BTCを記録した。

短期間で1日あたり4100BTC超の出金圧力が強まった計算になる。取引所保有量自体は30日平均線を上回っているが、実際の資金フローは取引所の外に向かう流れに変わった。

市場局面にも変化が出た。クレイジーブロックは「ビットコイン市場は26日連続で緩やかな流入局面にあった後、6月8日に再び中立局面へ転換した」と指摘した。過去のサイクルでは、こうした構図が意味のある供給減少に先立って現れた例があったとも付け加えた。

取引所保有量はなお、2025年9月の高値である約290万BTCを約6%下回る水準にある。取引所供給の構造的な吸収がまだ完全には終わっていないことを示唆する。

クレイジーブロックは、ビットコイン市場の構造を見極めるうえで、単純な取引所保有量の水準より実際の純フローの方向と速度が重要だとみる。取引所保有量の増加と純流出への転換が食い違っているため、市場関係者は短期の売り圧力と中長期の供給吸収の流れをあわせて見極める必要があるとみている。

Minseung Kang

Minseung Kang

minriver@bloomingbit.ioBlockchain journalist | Writer of Trade Now & Altcoin Now, must-read content for investors.
hot_people_entry_banner in news detail bottom articleshot_people_entry_banner in news detail mobile bottom articles

このニュース、どう思いますか?








PiCKニュース