概要
- 米国の ビットコイン現物ETF では6月第1週、17億2000万ドルの純流出 が発生し、米機関投資家の需要減速への懸念が続いている。
- ブラックロックの IBIT とフィデリティの FBTC はそれぞれ 13億3700万ドル、2億200万ドルの純流出 を記録した一方、モルガン・スタンレーの MSBT は 3505万ドルの純流入 だった。
- ビットコイン現物ETFの 純資産総額 は 751億2000万ドル、ビットコイン 時価総額に占めるETF純資産の比率 は 6.08%% で、ETFの資金フローがビットコインの短期的な方向感を左右する重要な変数となっている。
期間別予測トレンドレポート



米国のビットコイン現物上場投資信託(ETF)から、6月第1週に17億2000万ドル超の資金が流出した。週間の純流出額としては過去2番目の大きさで、米機関投資家の需要減速への懸念がくすぶっている。
暗号資産専門メディアのオデイリーが6月8日、SoSoValueのデータを基に伝えた。6月1日から6月5日までの取引日ベースで、ビットコイン現物ETFからは計17億2000万ドルが純流出した。
個別商品で純流出額が最も大きかったのは、ブラックロック(BlackRock)のiシェアーズ・ビットコイン・トラスト(IBIT)だった。IBITからは先週13億3700万ドルが流出した。ただ、設定来の累計純流入額はなお624億7000万ドルにのぼる。
フィデリティ(Fidelity)のビットコイン現物ETFであるFBTCも純流出となった。先週の純流出額は2億200万ドルだった。設定来の累計純流入額は103億9000万ドルとなっている。
一方、モルガン・スタンレー(Morgan Stanley)のビットコイン現物ETFであるMSBTは、先週3505万ドルの純流入を記録した。設定来の累計純流入額は2億6800万ドルだった。
ビットコイン現物ETF全体の純資産総額は現在751億2000万ドル。ビットコインの時価総額に占めるETF純資産の比率は6.08%で、累計純流入額は539億4000万ドルに達している。
市場では、ETFの資金フローがビットコインの短期的な方向感を左右する重要な変数と位置付けられている。コインベースのビットコイン・プレミアム指数が21日連続でマイナス圏にとどまるなか、現物ETFの純流出も続いた。米国発の買い需要が持ち直すかが目先の焦点となっている。

Minseung Kang
minriver@bloomingbit.ioBlockchain journalist | Writer of Trade Now & Altcoin Now, must-read content for investors.
