バースエイト、メイプルストーリーIP創作空間「MSUスペース」公開 賞金総額6万ドルのゲームジャムも開始
概要
- バースエイトはネクスペースと協力し、メイプルストーリーIPを活用したMSUスペースを公開し、賞金総額6万ドルのグローバルゲームジャムを始めたと発表した。
- バースエイトは、AI開発ツールとMSU 2.0戦略を通じ、利用者が自らコンテンツを制作し、生態系の成長に参加できる環境を提供すると説明した。
- バースエイトは、MAU350万人、アクティブビルダー5000人、累計ゲーム2万5000本、500万ドルのシード投資調達を踏まえ、「AIネイティブIPプラットフォーム」戦略を本格化するとした。
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AIゲーム創作プラットフォームのバースエイト(Verse8)は6月8日、ネクソンのブロックチェーン子会社ネクスペース(NEXPACE)と協力し、メイプルストーリーの知的財産権(IP)専用の創作空間「MSUスペース(MSU Space)」を公開したと発表した。
今回の協業は、ネクスペースが3月にバースエイトのシード投資に参加して以降、初のIP協力プロジェクトとなる。両社はメイプルストーリーの公式キャラクターやモンスター、アイテム、ワールドを活用してゲームを制作できる環境を提供する。あわせて、賞金総額6万ドルのグローバルゲームジャム「メイプルストーリー・バイブ・キャンプ(MapleStory Vibe Camp)」も始めた。
MSUスペースは、メイプルストーリーIPを活用した専用のゲーム制作空間だ。利用者は自然言語のプロンプトを入力するだけでゲームを制作できる。メイプルストーリーのキャラクターやアイテム、背景、背景音楽(BGM)を直接利用でき、バースエイトのAI開発ツール「エージェント8(Agent 8)」が実際のゲームコードへ自動変換する。
両社は今回のプロジェクトについて、メイプルストーリー・ユニバース(MapleStory Universe、MSU)の拡張戦略「MSU 2.0」における初の外部協業事例と位置づける。MSU 2.0は、利用者が単にゲームを楽しむだけでなく、自らコンテンツを制作し、生態系の成長に参加できるようにすることを目指す。
ネクスペースのファン・ソニョン最高経営責任者(CEO)は、AIがゲーム制作の参入障壁を下げるなか、プレーヤーとビルダーの境界は次第に流動的になっていると述べた。そのうえで、メイプルストーリーIPは両者がともに創作し、拡張していく基盤になっていると語った。さらに、メイプルストーリー・バイブ・キャンプとバースエイトとの協業で実現したMSUスペースについて、創作の障壁を下げ、コミュニティーが同社のレガシーIPを土台に新たな形で参加し、広げていくための重要な第一歩だと強調した。
メイプルストーリー・バイブ・キャンプは6月8日から6月29日まで約3週間にわたり開く。コーディング経験の有無を問わず誰でも参加できる。受賞作はプレーヤー維持率やコミュニティー評価、拡張性、外部流入の成果などを基準に選ぶ。最終優勝作は7月22日に発表する予定だ。
バースエイトは今回の協業を通じ、「AIネイティブIPプラットフォーム」戦略を本格化する方針だ。従来は数カ月から数年を要したIPベースのゲーム制作を、AI技術で大幅に短縮できるとみている。
バースエイトのケビン・リー代表は、メイプルストーリー級のIPで完成度の高いゲームを作るには、これまで大手スタジオ並みの資本や制作期間、専門の開発人材が必要だったと説明した。MSUスペースはそうした高い参入障壁を下げる最初の事例だとしたうえで、開発経験のないクリエーターや個人ビルダーでも、自然言語のプロンプトを通じて実際に遊べるIPベースのゲームを作れるよう支援していると付け加えた。
バースエイトは2025年7月のサービス公開以降、月間アクティブユーザー数(MAU)350万人、アクティブビルダー5000人超、累計ゲーム数2万5000本超を記録した。3月にはネクスペースのほか、ストーリー(Story)、ネオウィズ(NEOWIZ)、マーブレックス(MARBLEX)から500万ドル規模のシード投資を調達した。

Suehyeon Lee
shlee@bloomingbit.ioI'm reporter Suehyeon Lee, your Web3 Moderator.
