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エヌビディアCEO「株安は安く買う好機」 SKハイニックスは「今後も最大のメモリーパートナー」

出典
Korea Economic Daily

概要

  • ファンCEOは株価急落への懸念について、「今ならより安く買える」と述べ、AIの未来は非常に明るいと強調した。
  • ファンCEOは、SKハイニックスはエヌビディアの最大のメモリーパートナーであり、今後もそうであり続けるとし、GPUメモリー需要が非常に強いと語った。
  • 崔泰源会長は、SKグループとエヌビディアの協力がメモリーを超え、AIファクトリーAIインフラR&Dロードマップの共有へと広がる転換点だと述べた。

期間別予測トレンドレポート

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米エヌビディアのジェンスン・ファン最高経営責任者(CEO)は株価急落への懸念を問われ、「今なら、より安く買える」と述べた。あわせて「AIの未来は非常に明るい。私たちは今、その始まりにいる」と強調し、先行きに強い自信を示した。

6月7日夜には、ソウル市江南区のカンブチキン三星店でSKグループの崔泰源会長とチキンとビールを囲み、「もっと多くのHBMが必要だ」と冗談を飛ばしていた。6月8日の発言は、エヌビディアとSKグループの長期提携の意味を改めて印象づけた。

SKグループの崔泰源会長と米エヌビディアのジェンスン・ファン最高経営責任者(CEO)が6月8日午前、ソウル市鍾路区のSKソリンビルで開かれた共同記者会見に出席し、発言している。写真:キム・デヨン記者
SKグループの崔泰源会長と米エヌビディアのジェンスン・ファン最高経営責任者(CEO)が6月8日午前、ソウル市鍾路区のSKソリンビルで開かれた共同記者会見に出席し、発言している。写真:キム・デヨン記者

6月8日に業界関係者が明らかにしたところによると、ファンCEOと崔会長は同日午前、ソウル市鍾路区のSKソリンビルで共同記者会見を開き、SKハイニックス、SKテレコムとエヌビディアによるAIファクトリー分野の協力策を発表した。ファンCEOは冒頭、「SKはわれわれにとって最大のメモリーパートナーだ」と語り、「SKとの協力がなければ、今日のAI産業はここまで発展しなかっただろう」と続けた。

ファンCEOが繰り返し打ち出したのは「始まり」という認識だ。「私たちはAI革命の始まりにいる。すべての人がAIを使い、すべての国がAIを使い、あらゆる企業がAIで動くようになる」と述べた。さらに「AIはついに収益性を持つようになった」とし、「何かが収益を生むなら、誰もがより多くの工場を求める。それがAIファクトリー構築が重要な理由だ」と説明した。

AIインフラ需要はすでに力強い成長局面に入ったとの見方も示した。「AIインフラは世界中で構築が進み、技術は非常に速いペースで進化している。AIは今や有用で、しかも収益性がある」と指摘した。GPUとメモリーの需要が同時に膨らんでいる背景もそこにあるとした。

ファンCEOは「GPUが足りない。このためエヌビディアのコンピューティング需要がこれほど強く、SKハイニックスのメモリー需要もこれほど大きい」と語った。

SKハイニックスとの関係は、単なる供給契約を超えるとも強調した。「私たちはロードマップを共同で設計している」と明らかにし、「野心的なアーキテクチャーとSKハイニックスのメモリー技術をともに進化させ、市場で最高の性能と価値を実現するためだ」と付け加えた。

SKグループの崔泰源会長と米エヌビディアのジェンスン・ファン最高経営責任者(CEO)が6月8日午前、ソウル市鍾路区のSKソリンビルで開かれた共同記者会見に出席し、発言している。写真:キム・デヨン記者
SKグループの崔泰源会長と米エヌビディアのジェンスン・ファン最高経営責任者(CEO)が6月8日午前、ソウル市鍾路区のSKソリンビルで開かれた共同記者会見に出席し、発言している。写真:キム・デヨン記者

質疑応答でも、SKハイニックスの位置づけを明確にした。SKハイニックスがエヌビディア向けで最大の供給量を担うメモリーメーカーになるのかとの質問に対し、「SKハイニックスはエヌビディアの最大のメモリーパートナーであり、今後もそうだ」と答えた。

そのうえで「来年1年だけでも、ベラ・ルービンとグレース・ブラックウェルでエヌビディアの売上高は1兆ドルに達する」との見通しを示した。「そのためには膨大な量のチップ、インターコネクト、メモリー、ウエハー、パッケージングが必要になる」と説明した。

協力の範囲も広がる。ファンCEOは、グレース・ブラックウェル、次世代のベラ・ルービン、新たな中央処理装置(CPU)のベラ、米マイクロソフトと協力して披露したRTXスパーク、ロボティクス向けプロセッサーのジェットソン・トールなどにSKハイニックス製品が採用されると紹介した。「フィジカルAIの時代がついに到来した。韓国ほどロボティクスへの備えができている国はない」と評価し、「AIスーパーコンピューターからCPU、PC、ロボティクスまで、パートナーシップを拡大する」と語った。

SKテレコムとの協力は、韓国内でのAIファクトリー構築に焦点を当てる。ファンCEOは「SKテレコムとエヌビディアは、韓国にAIファクトリーを構築するための提携を結んだ」と説明した。「AIファクトリーは、韓国の教育、大学、科学研究所、スタートアップ、産業全般に不可欠だ」との認識も示した。さらに「電気や水、インターネットのように、韓国は将来、人工知能で動くようになる」との見通しを示した。

韓国の競争力にも高い評価を与えた。「韓国は半導体製造で世界最高水準にある。特にメモリー技術は世界最高水準だ」と述べた。重工業やソフトウエア、AI、科学、数学分野での蓄積にも触れ、「韓国はAI分野における世界の主要な貢献国の一つだ」と語った。さらに「米国が1位、中国が2位で、韓国はおそらく3位だろう。驚くべき成果だ」と持ち上げた。

崔会長は、今回の協力を従来のメモリー中心の関係から、グループ全体でのAIインフラ同盟へと広げる転換点だと位置づけた。「これまでSKハイニックスとエヌビディアの協力はメモリー中心だった」と振り返り、「これからは協力の次元を引き上げ、SKグループとエヌビディアがより大きな構想のもとでともに進みたい」と語った。

協力の方向性は二つに整理した。一つはエヌビディアとともにAIファクトリーをつくること、もう一つは研究開発(R&D)のロードマップを共有することだ。「同じロードマップをともに描き、将来のハイエンド需要により速く対応できるよう協力を続ける」と述べた。

長期契約や価格条件については、「チップ、エネルギー、水など、あらゆる面に希少性がある」と説明したうえで、「顧客や新規参入者がAIエコシステムに長期的な安心感を持って参加できるよう、長期契約の枠組みを整えたい」と語った。

SKハイニックスは今回の協力を通じ、エヌビディアのAIプラットフォームにおける中核メモリーパートナーの地位を一段と固めた。SKテレコムは韓国のAIファクトリーとAIクラウド事業の中核軸としての役割を強めた。SKグループ全体でみると、協力範囲はメモリー供給にとどまらず、AIインフラ設計、データセンター運営、R&Dロードマップの共有へと広がった。

ファンCEOは「今回のようなパートナーシップは、われわれにとって初めてだ」と述べた。「複数年にわたり、複数のプラットフォーム、複数の技術、そしてSKグループ内の複数事業をまたぐ提携だ」と強調した。

キム・デヨン/ホン・ミンソン 韓経ドットコム記者

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