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乱高下する韓国株、6月の変動性はイラン戦争時超え

出典
Korea Economic Daily

期間別予測トレンドレポート

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6月の変動性指数は73.44と高水準

主力株への集中が一段と進んだ影響

韓国総合株価指数(KOSPI)の1日当たりの平均変動性が、イラン戦争が始まった3月を上回った。半導体株への資金集中が強まるなか、エヌビディア(NVIDIA)のジェンスン・フアン最高経営責任者(CEO)の訪韓をきっかけに、短期資金が株式市場に一段と集中したためだ。

韓国取引所によると、「韓国版恐怖指数」と呼ばれるKOSPI200変動性指数(VKOSPI)は6月5日に73.44を記録した。オプション価格に反映された市場の予想変動性を示す指数で、KOSPIが急落する局面で上昇しやすい。年初は30にとどまっていたが、3月には米国とイランの戦争の影響で61.48まで跳ね上がった。その後、6月には70を突破した。2020年3月の新型コロナウイルス禍で記録した月間平均47.44も大きく上回った。

足元の変動性上昇は、サムスン電子とSKハイニックスの合計時価総額の比率が有価証券市場全体の50%を超えるなか、5月27日に両銘柄を原資産とする単一銘柄レバレッジ商品が上場したことが響いた。6月5日の有価証券市場では売りサイドカー(プログラム売買の売り呼び値の一時停止)が発動した。6月1日には買いサイドカーも発動しており、足元では乱高下する相場が頻繁にみられる。

各国の中央銀行が最近、政策金利を据え置くか引き上げる動きをみせており、世界のマクロ環境も良好とはいえない。変動性への警戒は一段と強まっている。インドネシアとスリランカはこれに先立ち、インフレ圧力を受けて政策金利をそれぞれ0.5ポイント、1ポイント引き上げた。日本銀行も6月15〜16日に開く金融政策決定会合で利上げに踏み切る可能性を示唆した。証券業界では、変動性の高い相場を活用し、押し目買いの機会を探るべきだとの見方が出ている。

ユアンタ証券のイ・ジェウォン研究員は「ブロードコムの決算発表後に利益確定売りが出たが、これはAI需要の鈍化というより、業績に対する失望の色合いが強い」と語った。そのうえで、主導株から離れるのではなく、利益確定売りが出そうな情報技術(IT)業種で押し目買いの機会を探るべきだと指摘した。

チョ・アラ記者 rrang123@hankyung.com

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