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好調な雇用でも株安 トランプ氏いら立ち、米株の過熱懸念強まる

出典
Korea Economic Daily

概要

  • 株式市場は、予想を上回る雇用指標を受けて利上げ懸念が強まり、ナスダック指数半導体株フィラデルフィア半導体株指数が急落した。
  • アルファベットメタなどビッグテックの大規模な増資と、AI関連の資金調達が相場の下押し圧力となり、ハイテク株は調整局面に入った。
  • AI需要への期待の行き過ぎや、スペースXの企業価値の膨張懸念、半導体分野の利益確定売りを背景に、市場の過熱を警戒する声が相次いでいる。

期間別予測トレンドレポート

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写真:Shutterstock
写真:Shutterstock

AIや半導体などハイテク株主導で上昇してきた米株式市場が6月5日に急落した。市場予想を上回る雇用指標が米連邦準備理事会(FRB)の利上げ懸念を強めた。主要ビッグテック企業の相次ぐ増資計画も相場の重荷となった。

ナスダック総合株価指数は前日比4.18%安の2万5709.43で終えた。エヌビディア(NVIDIA)は6.20%安、ブロードコム(Broadcom)は7.92%安だった。主要半導体株が前日に続いて2日連続で急落し、相場全体を押し下げた。フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は10.26%下落した。

前月の新規雇用者数が17万2000人となり、予想の約8万人を2倍超上回ったことが響いた。FRBが利下げに動くどころか、年末まで高金利を維持する公算が大きくなったためだ。ナスダック指数はこの1週間で4.7%下げた。週間下落率としては約1年ぶりの大きさとなった。S&P500種株価指数も6月5日に2.6%下落し、10週連続の上昇を逃した。

ビッグテック各社がAI関連投資に向けて相次ぎ資金調達に動いていることも、株式市場の下押し圧力となった。英紙フィナンシャル・タイムズは、グーグル親会社のアルファベット(Alphabet)が850億ドル規模の増資を進めているのに続き、メタ(Meta)も数十億ドル規模の増資を進めていると報じた。

相場過熱への警告も相次いでいる。ブロードコムのホック・タン最高経営責任者(CEO)は、AI需要への期待が過度だと指摘した。6月12日に上場するスペースXの企業価値が1兆7800億ドルに膨らんでいるとの懸念も相場に反映された。ナベリエ・アソシエーツのルイス・ナベリエ代表はブルームバーグ通信に、ハイテク株は強い調整局面に入っており、半導体分野では利益確定売りが出ているようだと語った。

ドナルド・トランプ米大統領は株価急落に理解しがたいとの反応を示した。自身のSNSに「素晴らしい雇用統計が出れば、株価は下がるのではなく上がるべきだ」と投稿したうえで、「成長がそのままインフレを意味するわけではない」と書き込んだ。

ワシントン=イ・サンウン特派員 selee@hankyung.com

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