株式市場に先んじて急落、ビットコインは6万2000ドル台
概要
- ビットコイン価格は9300万ウォン台・6万2000ドル台に下落し、暗号資産市場から流動性が流出していると伝えた。
- 米国の4月CPI 3.8%%と大型IPOへの期待拡大を受け、高金利基調とあわせて暗号資産の弱さが目立っているとした。
- 米上場のビットコイン現物ETFでは13営業日で43億6180万ドルの純流出が発生し、株安の可能性が取り沙汰されていると伝えた。
期間別予測トレンドレポート


ビットコイン相場の下落が続いている。米景気指標の悪化に加え、大型新規株式公開(IPO)が相次いで控えており、暗号資産市場から資金が流出している。

5月5日の韓国の暗号資産交換業者アップビットによると、ビットコインは同日午後に9300万ウォン台(約970万円)で取引された。4月中旬には1億2000万ウォン台(約1250万円)まで上昇していたが、5月1日に1億ウォン(約1040万円)を割り込み、5月4日には9550万ウォン(約995万円)まで下げた。海外市場でも5月5日に6万2000ドル台を付けた。
高金利局面が長引くとの見方が、流動性を細らせる要因になっている。米国の4月の消費者物価指数(CPI)上昇率は前年同月比3.8%と、3年ぶりの高水準だった。大型IPOへの期待が膨らんでいることも、暗号資産相場の重荷になっている。イーロン・マスク氏が率いる宇宙企業スペースXは5月12日のナスダック上場を控え、最大860億ドルの調達を目標に掲げている。人工知能(AI)企業のオープンAIとアンソロピックもIPOを準備中だ。
ビットコイン現物上場投資信託(ETF)から資金が流出したことも相場を押し下げた。ファーサイド・インベスターズによると、米国に上場する12本のビットコイン現物ETFは4月15日から5月4日まで13営業日連続で純流出となった。この間の累計純流出額は43億6180万ドルに達した。
ビットコインは、マクロ経済の変調を映す「炭鉱のカナリア」に例えられる。株式相場の下落懸念が浮上する背景にある。コルビットのキム・ミンスンリサーチセンター長は「暗号資産は24時間取引が可能で、市場環境に敏感に反応しやすい」と説明した。そのうえで「株式市場より先に暗号資産価格が動く傾向がある」と指摘した。
パク・シオン記者 ushire908@hankyung.com

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