暗号資産業界、新規資金の流入ばかり訴えればポンジ詐欺に映る恐れ
Doohyun Hwang
概要
- エリック・バルチュナス氏は、暗号資産業界が機関投資家や新規投資家の流入だけに焦点を当てれば、市場がポンジ詐欺のように映りかねないと警告した。
- 同氏は、業界の現在のメッセージの打ち出し方に懸念を示し、根本的な価値提案の変化が必要だと述べた。
- さらに、政府による通貨増発に伴う価値下落に備える強力なヘッジ手段として、ビットコインを中核メッセージに据えるべきだと付け加えた。
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暗号資産業界が機関投資家や新規投資家の流入だけに焦点を当てたマーケティングを続ければ、市場がポンジ詐欺(多段階の金融詐欺)のように映りかねない。そんな警告が出た。
ブルームバーグETF担当シニアアナリストのエリック・バルチュナス氏は6月2日、コインデスクのインタビューで、暗号資産業界の現在のメッセージの打ち出し方に懸念を示し、価値提案そのものを見直す必要があると述べた。
バルチュナス氏は、足元の市場で唯一の懸念材料としてメッセージ戦略を挙げた。業界には自ら解決すべき課題があるとしたうえで、「ベビーブーマー世代(伝統金融の資産保有層)がいま流入してきている」といった訴求だけを打ち出すべきではないと指摘した。
こうしたマーケティングが危ういのは、ポンジ的な構造だと誤解されやすいためだ。既存投資家の利益を成り立たせるには、さらに次の投資家が必要だとの印象を与えかねないという。
同氏は「誰が米大統領になっても、政府は今後も狂ったように紙幣を刷り続けるだろう」と語った。そのうえで、政府が思いのままに価値を損なえない強力なヘッジ手段を求めるなら、ビットコインがそれに応えうる最も強力な資産だという点を中核メッセージに据えるべきだと付け加えた。

Doohyun Hwang
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