概要
- 中東情勢の再緊迫で 国際原油価格 と 米国債利回り がそろって上昇し、ニューヨーク株式市場の主要3指数がそろって下落したと伝えた。
- ブレント先物 と WTI先物 はそれぞれ1バレル97.81ドル、96.02ドルに上昇し、原油高の長期化懸念が強まったと伝えた。
- 米10年債・30年債利回り が心理的節目を上抜けるなか、ハイテク株の軟調 にもかかわらず、マイクロン、サンディスク、ウエスタンデジタル などメモリー半導体株は堅調さを維持したと伝えた。
期間別予測トレンドレポート


米国とイランの停戦交渉が進展しないなか、中東情勢が再び緊迫し、国際原油相場と米国債利回りがそろって上昇した。これを受けて、6月3日のニューヨーク株式市場では主要3指数がそろって下落した。
ハイテク株軟調でもマイクロンやサンディスクなどメモリー株は高い

6月3日のニューヨーク証券取引所で、ダウ工業株30種平均は前日比620.72ドル(1.21%)安の5万687.07ドルで終えた。
S&P500種株価指数は56.10ポイント(0.74%)安の7553.68、ナスダック総合株価指数は239.93ポイント(0.89%)安の2万6853.98でそれぞれ引けた。この日の下落で、S&P500種株価指数とナスダック総合株価指数はともに9営業日続いた上昇に終止符を打った。
中東情勢の緊迫を背景に原油相場が上昇し、長期金利も上向いたことが投資家心理の重荷となった。6月3日未明には、イラン革命防衛隊(IRGC)が、イランのタンカーとゲシュム島の通信塔への攻撃への対応として、クウェートの米空軍基地やバーレーンの米海軍第5艦隊基地などを攻撃したと明らかにした。
イランは今回の空爆について、最近の米国による攻撃への報復措置だとした。これに先立ち米軍は6月1日にゲシュム島のレーダー施設などを攻撃し、6月2日にはイランのタンカーをミサイルで無力化した。
米国とイランの武力衝突が再燃するなか、北海ブレント先物は前日比1.9%高の1バレル97.81ドル、米国産標準油種(WTI)先物は同2.4%高の1バレル96.02ドルでそれぞれ終えた。
原油高の長期化懸念が強まり、債券利回りは上昇した。債券利回りは債券価格と逆に動く。電子取引プラットフォームのトレードウェブによると、ニューヨーク株式市場の取引終了時点で米10年国債利回りは前日比0.03ポイント高い4.49%だった。
米10年国債利回りは取引時間中に一時、心理的節目の4.5%を上回った。米30年国債利回りも同時点で前日比0.02ポイント高い4.99%となり、こちらも一時5.0%を上回った。
人工知能(AI)向け半導体の主力銘柄であるエヌビディア(NVIDIA)は6月3日に3.62%下落するなど、ハイテク株はおおむね軟調だった。一方、最近の相場上昇を主導してきたメモリー半導体株はこの日も堅調だった。マイクロン・テクノロジー(Micron Technology)は1.45%高、サンディスク(SanDisk)は6.71%高、ウエスタンデジタル(Western Digital)は5.51%高だった。
カン・ギョンジュ 韓経ドットコム記者 qurasoha@hankyung.com

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