米ベージュブック「経済活動・物価とも上昇」 エネルギー高の波及に警戒
JH Kim
期間別予測トレンドレポート


米連邦準備理事会(FRB)は、足元の米経済が緩やかな成長を続ける一方、物価上昇圧力も強まっているとの認識を示した。市場では、中東紛争に伴うエネルギー価格の上昇がインフレ再加速の要因になる可能性に注目が集まっている。
6月3日に公表したベージュブック(地区連銀経済報告)によると、直近数週間の米経済活動は小幅に拡大した。雇用は全体として横ばいだった。
今後6カ月の景気見通しについて、報告書は成長期待に大きな変化はなかったとした。一方で、不確実性の高まりと個人消費の鈍化の兆しが、企業や消費者の心理を圧迫していると指摘した。
FRBは特に、中東紛争に伴うエネルギー価格の上昇がインフレ圧力の主要因になっていると分析した。
報告書は、エネルギーコストの上昇が輸送や包装、食料品、肥料など幅広い分野に波及していると説明した。複数の地区でコスト負担の増加が報告されたとしている。
市場では、足元の国際原油相場の上昇と供給網への負担が、米国の物価安定への道筋を制約しかねないとの懸念が出ている。このため、連邦公開市場委員会(FOMC)の今後の金利政策にも影響する可能性がある。


JH Kim
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